バッテリー駆動機器の長時間動作に貢献する超低消費電流CMOSオペアンプの発売について
2020年9月29日
東芝デバイス＆ストレージ株式会社
当社は、業界トップクラス[注1]の超低消費電流を実現したCMOSオペアンプの新製品「TC75S102F」をラインアップに追加し、本日から出荷を開始します。
モバイル機器などのバッテリー駆動機器[注2]の長時間動作対応のため、微弱なセンサー信号を増幅するオペアンプにも、より低消費電流が求められています。
新製品は、当社CMOSプロセスを使った回路の最適化により、業界トップクラス[注1]の低消費電流を実現しました。これにより機器の電力消費が削減できるため、IoT機器やバッテリー駆動機器の長時間動作に貢献します。また、入出力許容電圧は入出力フルレンジ (入出力Rail to Rail)、最小電源電圧は1.5Vと、当社従来製品から大幅な改善を行った高性能なオペアンプです。
応用機器
- バッテリー駆動機器[注2]の各種センサー[注3]
- IoTモジュール
新製品の主な特長
- 超低消費電流 :
IDD=0.27μA (typ.) @VDD=1.5V
IDD=0.35μA (typ.) @VDD=5.0V - 広い電源電圧範囲 : VDD-VSS=1.5～5.5V
- 入出力フルレンジ (入出力Rail-to-Rail)
新製品の主な仕様
(特に指定のない限り、@Ta=25℃)
品番 |
パッケージ名称 (パッケージコード) |
動作範囲 |
電気的特性 |
オンラインディストリビューター在庫検索＆Web少量購入 |
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電源電圧 VDD-VSS @Ta= -40 ～105℃ (V) |
電源電流 (消費電流) IDD @Ta=-40 ～105℃ (μA) |
電源電流 (消費電流) IDD (μA) |
入力 オフセット 電圧 VIO max @VDD= 1.5V (mV) |
ソース電流 Isource typ. @VDD= 1.5V (mA) |
シンク電流 Isink typ. @VDD= 1.5V (mA) |
しゃ断 周波数 fT typ. @VDD= 5.0V (kHz) |
|||||
typ. |
max |
typ. |
max |
||||||||
SMV (SOT-25) |
1.5～5.5 |
0.27 |
0.6 |
0.27 |
0.46 |
1.3 |
0.6 |
0.4 |
0.63 |
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[注1] 2020年9月28日現在、当社調べ。
[注2] ノートPC、デジタルカメラ、ハンディーPOS、歩数計など
[注3] ガスセンサー、煙センサー、ほこりセンサー、焦電型人感センサー、UVセンサー、においセンサーなど
新製品の詳細については、下記ページをご覧ください。
当社のオペアンプの詳細については下記ページをご覧ください。
オンラインディストリビューターが保有する当社製品の在庫照会および購入は下記をご覧ください。
TC75S102F
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