LDOには、どのようなコンデンサーを使用すればよいですか?

図1. 積層セラミックコンデンサーの容量-印加電圧特性(イメージ図)
図1. 積層セラミックコンデンサーの容量-印加電圧特性(イメージ図)

LDOには、入力端子、バイアス端子と出力端子にコンデンサーを接続して使用します。

それぞれの端子に接続されるコンデンサーは、下記のような役目をします。

  • CIN
    入力電圧に重畳するノイズの除去と、出力電流が瞬時に変化したときに入力電圧が低下することによるLDOの誤動作防止や出力電流を補うために接続されます。
  • CBIAS
    バイアス端子電圧に重畳するノイズを除去するために接続されます。
  • COUT
    出力電流が瞬時に変化したときの出力電流を補い負荷過渡応答特性の改善と、負帰還ループの位相補償を目的に接続されます。

当社LDOでは、積層セラミックコンデンサー(MLCC)が使用可能です。使用するMLCCについては、容量 -  温度特性の良好なX5RやX7Rを使用ください。

また、MLCCの容量は図1のように印加電圧により大きく変化するため、十分な評価の上、最適なコンデンサーを選択してください。

以下の資料にも入出力間コンデンサーに関する説明がありますので、ご参照ください。