CMOSロジックICの入力端子や双方向バスバッファーのバス端子(入出力端子)はフローティングで問題ないですか?

CMOSロジックICの未使用の入力端子はフローティング状態にせず、図-1のようにVCCまたはGNDに接続してください。フローティング状態では外乱ノイズなどで、意図しない出力が出たり、発振したりすることがあります。

また、バス端子が出力モード時には外部より信号を印加しないでください。
バスホールド機能が付いている製品(74VCXHなど)では、外付けのプルアップ抵抗やプルダウン抵抗が不要となります。

バスホールドに関してはこちらをご参照ください。
FAQ:汎用ロジックICのバスホールドとは何ですか?

図-1 CMOSの未使用入力をV<sub>CC</sub>またはGNDへ接続処理した例
図-1 CMOSの未使用入力をVCCまたはGNDへ接続処理した例

74xxx245などの双方向バスバッファーのバス端子(入出力端子)は、/G端子を “H” にするとフローティング状態になります。/G端子が “H” になるタイミングが存在する場合、図-2のようにバス端子や出力端子を抵抗でVCCまたはGNDに接続してください。

図-2 双方向バスバッファーの未使用入出力をプルアップ抵抗・プルダウン抵抗により処理した例
図-2 双方向バスバッファーの未使用入出力をプルアップ抵抗・プルダウン抵抗により処理した例

関連リンク

以下の資料にも関連する説明がありますので、ご参照ください。

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