サイズが大きく、充電頻度の多いスマートウォッチはスマートではありませんよね?スマートウォッチに代表されるウェアラブル用モバイルデバイスの電源回路を設計することは、消費者の高い期待を実現するために多くの課題を解決することです。より多くの機能と、より動作時間の実現、それをより小さなソリューションで。当社の高機能、高性能なパワーマネージメントICを使用することで、消費電流を低減しバッテリーの充電頻度を下げることができます。これらのパワーマネージメントICに加え、モバイルデバイスの重要な機能であるセンサー信号を増幅するためのオペアンプや、極小サイズのパッケージに搭載したMOSFET、TVSダイオード(ESD保護用ダイオード)、SBD、トランジスターなど高性能なディスクリート製品を提供することでモバイルデバイスの進化に貢献しています。
充電回路設計では、ワイヤレス充電においてもケーブルによる充電においても、確実な制御の実現だけでなく、予期せぬ電源の短絡やEMI等の外部ノイズ等の異常状態から回路を保護することが設計上求められます。
東芝のロードスイッチICやeFuse ICは、過電圧保護、過電流保護等の保護回路を有しています。これらのパワーマネージメントICは、東芝のFETやダイオードを組み合わせて使用することでより性能を発揮します。
統合型電源ICのPMICから先の電源マネージメントにおいても、感度の高いセンサーやチップセットなどのモジュールは電源に対する要求性能が高くなるケースがあります。東芝のLDOレギュレーターやロードスイッチICは高いパフォーマンスを最低限の消費電流で実現し、かつ小さなウエハーレベルのチップスケールパッケージに搭載しています。
ロードスイッチとしてMOSFETを使用する場合、一般的には電圧安定化のために平滑用として容量の大きなコンデンサーがMOSFETの出力側に接続されます。このため、MOSFETがオンするとこのコンデンサーを充電する突入電流が流れます。突入電流を抑えたMOSFETのゲート駆動回路については以下のアプリケーションノートをご参照ください。
資料名:MOSFETゲート駆動回路
製品名 |
パッケージ名称 (幅×長さ×高さ mm) |
製品概要 |
オンラインディスティ在庫検索 |
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CST3C |
P-ch, VDSS=-20V, ID=-250mA, RDS(ON)=1.4Ω (Max) (VGS=-4.5V) |
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CST3C |
N-ch, VDSS=20V, ID=250mA, RDS(ON)=1.1Ω (Max) (VGS=4.5V) |
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CST3 |
P-ch, VDSS=-20V, ID=-1.4A, RDS(ON)=390mΩ (Max) (VGS=-4.5V) |
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CST3 |
N-ch, VDSS=20V, ID=1.4A, RDS(ON)=235mΩ (Max) (VGS=4.5V) |
ロードスイッチICは出力トランジスターと出力ドライバー回路を内蔵したCMOSプロセスの電源ICです。従来のディスクリート構成に比べて大幅な小型化を実現しております。また、低電圧動作、低オン抵抗特性、低消費電流を特長とし、様々な付加機能を搭載しております。
製品名 |
パッケージ名称 (幅×長さ×高さ mm) |
製品概要 |
オンラインディスティ在庫検索 |
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WCSP4D |
RON=34mΩ (Typ.) (VIN=5.0V, -0.5A), IOUT=1.0A, VIN=1.1 to 5.5V, Active High and Pull down connection between CONTROL and GND |
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WCSP4D |
RON=34mΩ (Typ.) (VIN=5.0V, -0.5A), IOUT=1.0A, VIN=1.1 to 5.5V, Built in Auto-discharge, Active High and Pull down connection between CONTROL and GND |
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WCSP4D |
RON=34mΩ (Typ.) (VIN=5.0V, -0.5A), IOUT=1.0A, VIN=1.1 to 5.5V, Built in Auto-discharge, Active Low |
過剰な電流が流れると内部検出回路が動作し内蔵MOSをオフすることで従来のヒューズに対して高速の電流遮断機能を持っています。さらに一度の過電流では破壊されず、繰り返し使用可能です。過電圧保護など多彩な保護機能も内蔵できるメリットもあります。修理にかかる保守メンテナンス費用や復旧時間の削減にも効果的な製品です。
最先端のアナログ回路に必要とされる、低ノイズ、高リップル圧縮度(PSRR)、高出力電流時の安定性(負荷過渡応答)、低消費電流などの高性能要求に最適な製品を一般的な汎用パッケージから超小型パッケージまでラインアップしております。
製品名 |
パッケージ名称 (幅×長さ×高さ mm) |
製品概要 |
オンラインディスティ在庫検索 |
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WCSP4F |
Low quiescent current 0.34μA (Typ.) (@IOUT=0mA), VOUT=1.2V (Typ.), IOUT=300mA (Max) |
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WCSP4F |
Low quiescent current 0.34μA (Typ.) (@IOUT=0mA), VOUT=1.8V (Typ.), IOUT=300mA (Max) |
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WCSP4F |
Low quiescent current 0.34μA (Typ.) (@IOUT=0mA), VOUT=2.8V (Typ.), IOUT=300mA (Max) |
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WCSP4F |
Low quiescent current 0.34μA (Typ.) (@IOUT=0mA), VOUT=3.0V (Typ.), IOUT=300mA (Max) |
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TCR3UG33A | WCSP4F |
Low quiescent current 0.34μA (Typ.) (@IOUT=0mA), VOUT=3.3V (Typ.), IOUT=300mA (Max) | ![]() |
昇圧回路や保護回路を内蔵した超小型のNch MOSFETドライバーです。MOSFETと組み合わせてご使用頂くことで小型で低損失な理想の電源を構成できます。
外部端子から侵入する静電気などのサージ電圧からデバイスを保護したり、ICの誤動作を防止するダイオードです。当社では、独自のプロセス技術で、高い静電気耐量と回路保護性能を実現しています。汎用から高速信号までの幅広い製品ラインアップを提供しています。
金属とn型半導体のショットキー接合を使用したショットキーバリアダイオードは、非常に小さいVF特性をもち、ホールをキャリアとして使わないため高速動作が可能です。
製品名 |
パッケージ名称 (幅×長さ×高さ mm) |
製品概要 |
オンラインディスティ在庫検索 |
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SL2 |
Schottky Barrier Diode, VR=30V, ID=0.1A, VF=0.51V (Typ.) (IF=100mA) , IR=0.0007mA (Max) (VR=30V) |
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SL2 |
Schottky Barrier Diode, VR=30V, ID=0.1A, VF=0.41V (Typ.) (IF=100mA), IR=0.05mA (Max) (VR=30V) |
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CST2 |
Schottky Barrier Diode, VR=30V, ID=0.2A, VF=0.52V (Typ.) (IF=200mA), IR=0.005mA (Max) (VR=30V) |
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CST2 |
Schottky Barrier Diode, VR=30V, ID=0.2A, VF=0.45V (Typ.) (IF=200mA), IR=0.03mA (Max) (VR=30V) |
インターフェース回路の設計についても考慮が必要です。このインターフェース回路には、センサー出力をMCUに精度よく入力したり、ディスプレーまたは無線モジュールを制御したりするために信号を出力するサブシステムを含みます。
センサーには高精度なセンシングが求められますが、センシングされた信号を次段のシステム、例えばMCUのADコンバーター入力、に正確に伝えるためには、より大きな信号レベルに増幅するために超低オフセット電圧かつ低雑音のオペアンプを必要とします。東芝はこれらの要求に応えるオペアンプを提供しています。
さらに東芝はモバイルデバイスを破壊させる予期せぬ外部からのESDから内部回路を保護するために、TVS最オード(ESD保護用ダイオード)を提供しています。このTVSダイオードは、電気信号の減衰を最小限に抑えるために、挿入損失が最小となるように設計されており、10Gbpsまでの速度の信号ラインに使用可能です。
外部端子から侵入する静電気などのサージ電圧からデバイスを保護したり、ICの誤動作を防止するダイオードです。当社では、独自のプロセス技術で、高い静電気耐量と回路保護性能を実現しています。汎用から高速信号までの幅広い製品ラインアップを提供しています。
製品名 |
パッケージ名称 (幅×長さ×高さ mm) |
製品概要 |
オンラインディスティ在庫検索 |
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SL2 |
VRMW=+/-3.3V VESD=+/-20kV IPP=2.5A CT=0.3pF (Typ.) |
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SL2 |
VRMW=+/-5.0V VESD=+/-20kV IPP=2.5A CT=0.3pF (Typ.) |
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SL2 |
VRMW=+/-24V VESD=+/-15kV IPP=0.5A CT=0.2pF (Typ.) |
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SL2 |
VRMW=+/-3.6V VESD=+/-16kV IPP=2A CT=0.15pF (Typ.) |
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SL2 |
VRMW=+/-5.5V VESD=+/-15kV IPP=2A CT=0.15pF (Typ.) |
超低ノイズオペアンプを使用することで、より大きな信号レベルに増幅しセンシングされた信号をMCUに正確に伝えることができます。