2019年 11月 26日
東芝デバイス&ストレージ株式会社
当社の車載向け画像認識プロセッサー「Visconti™4」を搭載したトヨタ自動車株式会社製の車両「LEXUS UX」および「LEXUS NX」が、令和元年度前期JNCAP予防安全性能評価で満点の141.0点を獲得しました。同評価試験で高得点を獲得した上位三車種注には、全てVisconti™4が搭載されています。
JNCAP(Japan New Car Assessment Program)は、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)が実施する自動車の安全性能評価試験であり、予防安全評価は、自動ブレーキなど自動車の先進安全技術を対象としています。
今年度のJNCAPでは、「対歩行者衝突被害軽減ブレーキ」の夜間における評価が、より暗い街灯のない条件に拡大されています。Visconti™4は、夜間における歩行者検知性能を強みとしており、搭載車両が高評価を獲得することに貢献しました。
なお、平成30年度JNCAP予防安全評価でもVisconti™4を搭載した車両は高評価を獲得しており、搭載車両が満点を獲得するのは今回で二回連続です。
当社は、同車両に対して株式会社デンソーの前方監視カメラシステムに搭載される形で、Visconti™4を供給しています。次世代の先進運転支援システム(ADAS)向けにおいては、DNNハードウェアIP実装した画像認識AIプロセッサー「Visconti™5」の開発を行っており、2019年9月からサンプル出荷を開始しています。
当社は今後も、Visconti™をはじめとする付加価値の高い車載半導体製品を積極的に提案していきます。
注 トヨタ自動車製「LEXUS UX」、「LEXUS NX」、「LEXUS ES」。いずれも予防安全性能評価における最高評価である「ASV+++」を獲得した。
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