当社グループは「気候変動への対応」「循環経済への対応」「生態系への配慮」の3分野での取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目標としています。生物多様性保全活動を「生態系への配慮」の重要な活動項目としてとらえ、地域に密着したさまざまな保全活動を推進し、生態系の回復・維持に貢献していきます。
姫路東芝電子部品(兵庫県姫路市)
兵庫県花であり兵庫県準絶滅危惧種のCランクに指定されている野路菊を構内で保存・栽培しています。また、姫路市蝶であるジャコウアゲハの幼虫が食するウマノスズクサを構内で栽培することで、ジャコウアゲハの呼び込みを実施しています。
加賀東芝エレクトロニクス(石川県能美市)
2013年度より辰口丘陵公園の市有地の一部(3.33ha)を借り受け、「加賀東芝の森」と称して従業員とその家族が中心となり、「能美の里山ファン倶楽部」と行政のご支援・ご指導を受けながら、森林整備・保全活動を行っています。これは、従業員一人ひとりが里山づくりの重要性を再認識すること、地域との交流を図ることを目的としており、春と秋の年2回の活動を実施しています。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、2020年度からの本活動は多くの参加者での開催は中止としましたが、感染症予防対策を徹底した上で、少人数での遊歩道やその周辺の整備、倒木除去、倒木を利用したベンチの製作・設置、枝打ち、下草刈りなどを行いました。2022年度は4月と10月に実施しました。
ジャパンセミコンダクター 本社・岩手事業所 (岩手県北上市)
希少植物花壇の場所を移転し、6月に完成しました。これまで同様、希少植物としてサクラソウ、クリンソウ、ニッコウキスゲ、オカトラノオの苗を植栽し、繁殖を再スタートさせています。また、国蝶オオムラサキの呼び込みを狙い、幼虫の食樹となるエゾエノキの苗木も花壇内に植樹しました。
この他、「花咲く 道しるべPJ」として、サルビアやマリーゴールドなど約600株をコロナ禍で3密を避けながら部門単位で植栽し、計89名が参加しました。この活動は北上市花いっぱい運動にも参加して行っています。
豊前東芝エレクトロニクス(福岡県豊前市)
構内ビオトープの柑橘系の植樹を行い飛来生物の呼び込み活動を実施しました。測定結果に大きな変化はありませんが継続した監視測定を行っていきます。
豊前東芝エレクトロニクス(福岡県豊前市)
宇島港に漂流したごみの回収活動を行政協力のもと、当社社員10名と行政の2名で実施しました。軽トラック1台分の漂流ゴミを回収しました。
ジャパンセミコンダクター 大分事業所(大分県大分市)
ホタルが発生する北鼻川の河川清掃を行い、45Lごみ袋8袋分のごみを回収しました。2023年度の観測調査では100匹のホタルを観測しました。前年度よりも下流での発生を確認し、発生地域が拡大しています。
ジャパンセミコンダクター 大分事業所(大分県大分市)
花咲く道しるべプロジェクトでは、行政行事のフラワーポット里親事業に賛同し、170ポットの苗を頂き、「構内フラワーギフト」活動として、年に2回、各部門で植栽活動をしています。
東芝デバイス&ストレージ 姫路半導体工場 (兵庫県揖保郡太子町)
姫路半導体工場では、2013年度よりフジバカマとカワバタモロコを保護しています。
フジバカマは、本州中部、四国、九州に分布するキク科の多年草で、9月頃に淡紅紫色の花が咲かせます。当工場にて保護しており、今年度も構内での開花を観測しております。
カワバタモロコは、本州西部、四国北部、九州北西部に分布するコイ科の魚で、繁殖期には雄の体が綺麗な金色になります。当工場にて保護しており、構内丸池に約150匹のカワバタモロコが生息しています。6月と10月に定期的な個体数調査を行っており、状況把握と個体数の維持に努めています。
ニューフレアテクノロジー(神奈川県横浜市)
構内で希少植物クゲヌマランが継続的に自生できるように、雑草除去などのメンテナンスを定期的に実施しています。
東芝情報機器フィリピン社(フィリピン)
河川の保全や廃棄物管理について学習しました
東芝情報機器フィリピン社(フィリピン)
湖の汚染物質であるホテイアオイを工芸品にリメイクしました
東芝情報機器フィリピン社(フィリピン)
東芝情報機器フィリピン社(フィリピン)
ウミガメの生育場とマングローブ林の維持に必要な寄贈していただいた用具を返却しました。
東芝情報機器フィリピン社(フィリピン)
従業員や学生の環境やCSRの意識向上を狙いにマングローブ植林体験会に参加しました。各活動で300本のマングローブの苗木を植林しました。
東芝情報機器フィリピン社(フィリピン)
従業員や学生の環境やCSRの意識向上を狙いに、プログラムの取り組みとして、苗木の寄贈、地域住民への農具の寄贈、学用品の寄贈、衛生セット、学生への食料の寄贈などを行いました。
東芝情報機器フィリピン社(フィリピン)
カリラヤ・ルモット流域で3000本の植林を目標とする活動に参加しました。
東芝情報機器フィリピン社(フィリピン)
様々な種類の植物を観察できるように整備されています。小規模なバタフライハウスがあり、毎日さまざまな種類の蝶が訪れています。
東芝情報機器フィリピン社(フィリピン)
当社の生物多様性の価値を専門家/コンサルタントに評価していただきました。
東芝セミコンダクタ・タイ社
構内における緑化整備を行いました。完成した緑地では地元の植物だけでなく、IUCNレッドリストに登録されている植物が生息しています。この緑地の床材とベンチはリサイクルされたプラスチック、テーブルは再生木から作られています。魚が生息している池や滝の水は構内の排水処理の水を再利用しています。この緑地の名前は120名の従業員によるネーミング募集の結果、”ECO OASIS”になりました。
東芝グループはグローバル約60拠点で、生態系ネットワークの構築、希少種の保護、海洋プラスチック問題への対応など、さまざまな生物多様性保全活動を推進しています。
以下のサイトで東芝グループの生物多様性保全活動を紹介しています。
https://www.global.toshiba/jp/environment/corporate/biodiversity-database.html