入力側電力損失を低減した業界最小実装面積の電圧駆動型フォトリレー発売について~機器の小型化や消費電力削減に貢献~

2019年 9月25日

東芝デバイス&ストレージ株式会社

S-VSONR4

当社は、入力側の電力損失を低減した業界最小[注1]実装面積の電圧駆動型フォトリレー「TLP3407SR」の出荷を開始します。

新製品は、電圧入力時の最大リミットLED電流を1mAに抑え、先行発売の製品「TLP3407SRH」と比べ約1/3に低減しました。これにより、最大入力側電力損失3.3mW[注2]を実現しました。入力側電力損失の低減により、プローブカードや半導体自動テスト装置 (ATE)、半導体テスター、関連機器のボードなどの低消費電力化に適しています。

また、5V系を超える高い電圧を入力する場合、直列に外付け抵抗を付加して駆動することも可能です。外付け抵抗を付加する際は、最大トリガーLED電流0.2mAを基準に設計が可能でフォトリレー駆動回路の低電流化に貢献します。

パッケージは、業界最小[注1]の実装面積2.9mm2の小型S-VSON4T[注3]を採用しました。既存のVSONR4[注4]パッケージと比べて実装面積が約27 %削減できます。プローブカードなど機器の小型化やフォトリレーの搭載員数増加に貢献します。

応用機器

  • プローブカード
  • 半導体自動テスト装置(ATE)
  • 半導体テスター (ロジック、メモリーなど)
  • 計測器 (オシロスコープ、データロガーなど)

新製品の主な特長

  • 入力側低電力損失: 3.3mW (max) @3.3 V、ILIM(LED)=1mA (max)
  • 小型S-VSON4Tパッケージで業界最小[注1]の実装面積: 2.9mm2 (typ.)
  • 2種類のDCシステム電圧に対応:3.3V系 / 5V系

新製品の主な仕様

(@Ta=25℃)

品番

[注5]

[注5]

[注5]

[注5]

[注5]

パッケージ S-VSON4T  

絶対

最大定格

阻止電圧  VOFF  (V) 60 30 30 60 60 60
オン電流  ION  (A) 1 1.5 1.5 1 1 0.4
オン電流(パルス)  IONP  (A) 3 4.5 4.5 3 3 1.2

推奨

動作条件

入力順電圧  VIN (typ.)  (V) 3.3 3.3 1.8 3.3 1.8 3.3

電気的

特性

リミットLED電流  ILIM(LED) max  (mA)

@VIN

1
(@3.3V)
-
-
-
-
-
トリガLED電流  IFT max  (mA) 0.2 -
-
-
-
-
動作電圧  VFON max  (V) 3 3 1.6 3 1.6 3
オン抵抗  RON max  (Ω) 0.3 0.2 0.2 0.3 0.3 1.5
端子間容量(出力側)  COFF typ.  (pF) 80 120 120 80 80 max 20

オフ電流  IOFF max  (nA)

@VOFF

1

(@50V)

1

(@20V)

1

(@20V)

1

(@50V)

1

(@50V)

1

(@50V)

スイッチング

特性

ターンオン時間  tON max  (ms) 20 2 2 2 1 0.5
ターンオフ時間  tOFF max  (ms) 1 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
絶縁特性 絶縁耐圧  BVS min  (Vrms) 500 500 500 500 500 500

オンラインディストリビューター

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[注1] フォトリレーにおいて、2019年9月24日時点、当社調べ。

[注2] @3.3V入力時

[注3] S-VSON4T: 2.0×1.45mm (typ.)

[注4] VSONR4: 2.75×1.45mm (typ.)

[注5] 既存製品

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