製品情報 2018-07
当社は、最大ピーク逆動作電圧を3.3 Vとした標準タイプのTVSダイオード (ESD保護ダイオード) 「DF2B5SL」を製品化しました。
スマートホンやタブレットなどのモバイル機器は、低消費電力化のためシステム電圧を下げる傾向にあります。そのため信号電圧が低下しています。信号電圧に適したTVSダイオードを選択することで、後段ICへの過度な電圧印加を抑制し破壊を防ぐことが可能です。
新製品 DF2B5SLは、最大ピーク逆動作電圧を3.3 Vとし、既存製品[注1]と比べて低く設定したため低電圧信号ラインのESD保護に適しています。さらに、クランプ電圧も低く、後段回路への影響を抑えることができます。
パッケージは、小型のSOD-962 (当社パッケージ名称: SL2) を採用しています。これにより、基板の実装面積を小さくすることができ、さまざまな用途に使用できます。
[注1] 既存製品 DF2B7SL: 最大ピーク逆電圧5.3 V
[注2] @IEC61000-4-2 (接触放電)
[注3] @IEC61000-4-5 8/20 μs pulse
(@Ta=25 °C)
品番 | パッケージ | 絶対最大定格 | ピーク 逆動作電圧 VRWM max (V) |
逆方向 降伏電圧 VBR min/max @IBR=1 mA (V) |
クランプ 電圧 VC[注3] typ. @IPP =5.5 A (V) |
ダイナミック 抵抗 RDYN[注4] typ. @IPP1=8 A~ IPP2=16 A (Ω) |
端子間容量 Ct typ. @VR=0 V (pF) |
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名称 | サイズ typ. (mm) |
静電気耐量 VESD[注2] (kV) |
ピーク パルス電流 IPP (A) |
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SOD-962 (SL2) |
0.62×0.32×0.3 | ±17 | 5.5 | 3.3 | 3.6 / 6.5 | 9.5 | 0.25 | 7.2 |
[注4] @TLPパラメータ: Z0=50 Ω、tp=100 ns、tr=300 ps、averaging window t1=30 ns ~ t2=60 ns
注: この応⽤回路例は参考例であり、量産設計に際しては⼗分な評価を⾏ってください。また、⼯業所有権の使⽤の許諾を⾏うものではありません。
*本資料に掲載されている情報 (製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など) は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。