「MIPI Corporate Award」の受賞について

2017年10月26日

東芝デバイス&ストレージ株式会社

株式会社東芝(以下、東芝)は、モバイル機器およびモバイル関連機器のインターフェース規格を策定するMIPI® Allianceが主催する「MIPI Membership Awards」において、「MIPI Corporate Award」を日本企業で初めて受賞しました。同団体における実質的な活動は当社および当社子会社のToshiba Electronics Europe GmbHが主に行っており、その活動が本受賞に大きな貢献をしています。授賞式は10月25日(現地時間)にインド・バンガロールで行われました。

「MIPI Membership Awards」は、MIPI Allianceが年に一度、同団体の活動に優れた貢献のあった企業や個人を表彰するものです。なかでも今回東芝が受賞した「MIPI Corporate Award」は、企業全体としての貢献度が評価基準となっています。当社が、UniPro[注1]やCSI[注2]など当該産業全体の発展に資する規格策定を主導したこと、それらの規格を実装した製品を数多く市場に展開していることなどが評価され、今回の受賞に至りました。

東芝は、2004年にMIPI Allianceに加盟して以降、モバイル通信機器向けインターフェースの規格策定において、ボードメンバーとして主導的な役割を果たしています。同団体において策定された規格は世界標準規格として使用されており、同規格に準拠した当社製のインターフェースブリッジ、高周波スイッチ、画像認識プロセッサ「Visconti™」や、東芝メモリ株式会社製のUFS[注3]メモリなどは、スマートフォンだけでなく、自動車や民生・産業機器向けなど幅広い分野で応用されています。

当社は今後も、MIPI Allianceの活動に積極的に参画し、当該インターフェース規格のモバイル機器市場および新規市場への普及促進に貢献していきます。

[注1]UniPro:汎用のチップ間通信プロトコルに関する規格。

[注2]CSI:アプリケーション・プロセッサとカメラとの通信規格。

[注3]UFS(Universal Flash Storage):スマートフォンなどに使用される高性能なストレージメモリ。JEDEC(半導体技術協会) で規格・標準化されています。

MIPI Allianceについて

MIPI Allianceはモバイル機器及びモバイル関連産業のためのインターフェース規格を策定する団体です。今日製造されるどのスマートフォンにおいても必ず一つはMIPI®規格が使われています。 MIPI Allianceは2003年に設立され、現在全世界で300社以上の会社が加入しています。

※ MIPI®は、MIPI Alliance, Inc.の登録商標です。

※ その他の社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。

MIPI Alliance Chairman Joel Huloux氏(左)と、Toshiba Electronics Europe GmbH Chief Engineer Ariel Lasry(右)
MIPI Alliance Chairman Joel Huloux氏(左)と、Toshiba Electronics Europe GmbH Chief Engineer Ariel Lasry(右)

*本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。