2017年11月1日
東芝デバイス&ストレージ株式会社
ドローンの安全性を飛躍的に向上
当社は、ベクトルMCUを搭載しCAN通信による双方向通信を可能にした業界初[注1]のドローン用モータ駆動モジュール(ESC(Electric Speed Controller)モジュール)、「TPMD0001A」を製品化し、販売を開始しました。
ドローンには、「落ちない」「制御不能にならない」といった安全性が強く求められます。従来のドローンでは、信号は、メインコントローラから各プロペラ回転を制御するESC方向への一方通行でした。そのため、メインコントローラは、ひとつのESCが故障して初めて、出発地点への退避など事故予防の対策を取っていたため、対策が遅れる可能性もありました。
「TPMD0001A」は当社製ベクトルMCU「TMPM475FYFG」を搭載し、ESC側とドローン機体側のメインコントローラとの間でCAN(Controller Area Network)通信による双方向通信制御を行い、ESC側の電流、温度、電圧などの情報をメインコントローラに送信することが可能です。これにより、ドローンの安全性を飛躍的に向上させることができます。
また、ベクトル制御方式によるブラシレスモータ回転を低消費電力で制御可能で、産業用ドローン向け50AクラスのESCとして業界で最小・最軽量[注1]を実現しており、機体への負荷を最小限に抑え、長時間飛行を可能にするシステム実現に貢献します。
産業用ドローン用向けESC(Electric Speed Controller)モジュール | |
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品番 | TPMD0001A |
主な仕様 |
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[注1]: 2017年11月1日現在、当社調べ。
[注2]: Pulse Width Modulation
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