カーオーディオ向け4ch高効率リニアパワーアンプのサンプル出荷開始について

2017年12月7日
東芝デバイス&ストレージ株式会社

消費電力を一般的なAB級アンプ比で最大1/5 *1に低減

TCB701FNG

当社は、近年市場で要求が高い高効率化の流れに応え、カーオーディオ向け4チャネル高効率リニアパワーアンプの新製品「TCB701FNG」を追加し、2018年1月からサンプル出荷を開始します。

当社独自の高効率リニアアンプ技術をさらに向上させ、実使用領域(0.5~4W)ではデジタル高効率D級アンプに相当する効率を実現しました。これにより、消費電力を一般的なAB級アンプ比で最大1/5 *1に低減可能です。
 

また、I2Cバス制御による自己診断機能を備えており、異常診断ができるほか、ゲインや時定数、検出機能の一部設定を変更することにより、より適したセット設計に寄与します。

また、出力オフセットを常時監視する機能も備えており、異常オフセット電圧の発生をいち早く検知できるため、スピーカ焼損防止などセットの信頼性向上を図ることが可能です。

新製品の主な仕様

品番
最大出力 49W×4ch (Vcc=15.2V,RL=4Ω, MaxPower)
電源電圧 6V~18V
全高調波歪率 0.01% (Pout=0.4W)
出力雑音電圧 60μVrms (BW=DIN_AUDIO)
消費電力 一般的なAB級アンプ比で最大1/5*1に低減(電源電圧=14.4V、出力0.8W時*2
機能と特長
  • 6Vクルージング動作に対応
  • 出力オフセット電圧を常に監視、異常発生をいち早く検知
  • 高周波ノイズ対策実施
  • I2Cバス制御により、誤接続などの異常を診断可能
  • ゲイン、ミュート時定数、温度などの各種検知を複数の設定の中から選択可
  • パワーアンプのほか、ライン出力用アンプとしても使用可能
  • 各種保護回路 (出力誤接続、過電圧、減電圧) 内蔵
パッケージ P-HSSOP36-1116-0.65-001

*1 2018年6月7日訂正:「消費電力を一般的なAB級アンプ比で最大1/10に低減」から「消費電力を一般的なAB級アンプ比で最大1/5に低減」へ修正しました。

*2 2018年6月7日訂正:「電源電圧=14.4V、出力1W時」から「電源電圧=14.4V、出力0.8W時」へ修正しました。

当社の車載用パワーアンプICについては、下記ページをご覧ください。

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ミックスドシグナルIC営業推進部
営業推進第一担当
Tel:044-548-2826

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