記憶容量14TBのNAS向け3.5型HDDのサンプル出荷開始について

2018年 7月31日

東芝デバイス&ストレージ株式会社

MN07シリーズ

当社は、中規模から小規模ビジネス用NAS[注1]や家庭用NASでデータ保存に使用される大容量のHDDとして、業界最大容量[注2]の14TB[注3]を達成したMN07シリーズ「MN07ACA14T」と12TBの「MN07ACA12T」をNAS向けラインアップに追加し、本日からサンプル出荷を開始します。

新製品はヘリウム充填技術を採用した3.5型SATAインタフェースのHDDです。HDD内部に空気より軽いヘリウムを密閉することにより、ヘッドの位置決め精度改善や安定したディスク回転が可能となり、高記録密度化と低消費電力化が実現しました。さらに、業界に先駆けた[注2]9枚ディスク搭載技術により業界最大容量14TBを達成しました。

空気ベースの構造で記憶容量10TBの当社従来製品「MN06ACA10T」に比べ、記憶容量は40%増、容量あたりの消費電力(W/GB)[注4]は約55%低減しました。NASの大容量化や省電力化に貢献します。

また新製品はアドバンストフォーマット技術を採用した512Bエミュレーションモデルで、ドライブベイ最大8台と24時間稼動に対応しています。ワークロード[注5]は年間180TB、平均故障時間(MTTF)[注6]は100万時間、さらに振動補正技術を採用しており、NASで利用する際に求められる性能と信頼性を備えています。

新製品の更に詳しい仕様については下記WEBページをご覧ください。

[注1] NAS: Network Attached Storageの略で、ネットワークに直接接続して利用する外部記憶装置のこと。

[注2] 3.5型・高さ26.1mmのフォームファクタとして、2018年7月31日現在。当社調べ

[注3] 記憶容量:1MB(1メガバイト)=1,000,000(10の6乗)バイト、1GB(1ギガバイト)=1,000,000,000(10の9乗)バイト、1TB(1テラバイト)=1,000,000,000,000(10の12乗)バイトによる算出値です。しかし、1TB=1,099,511,627,776(2の40乗)バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載よりも少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステムおよびその他の要因で変わります。

[注4] 電力消費効率は、アクティブアイドル時の消費電力を記憶容量で除した値。

[注5] ワークロードは、年間のデータ処理量の目安であり、ホストシステムからのコマンドで実行される読み書きやベリファイによるデータ量として定義されます。

[注6] 平均故障時間(MTTF)は製品寿命の保証や目安ではなく、製品の平均故障率から統計的に算出したものです(実際の稼働環境を必ずしも反映するとは限りません)。実際の稼働時間はMTTFとは異なる場合があります。

お客様からの製品に関するお問い合わせ先:

ストレージプロダクツ事業部
Tel: 0570-005199

*本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

*本資料に記載されている社名・製品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。