2019年 10月29日
東芝デバイス&ストレージ株式会社
当社は、サーバーファンやブロワーなど高速回転を必要とする機器向けに、当社独自の自動位相調整機能(InPAC)を搭載した三相ブラシレスモーター用プリドライバーIC「TC78B027FTG」を開発しました。10月から量産を開始します。
昨今、サーバーの高性能化により発熱量が増え、より冷却効果が高く、加えて高効率な冷却ファンモーターが求められています。またブロワーなども非常に高速なモーター回転が要求されます。これらの用途では非常に高い電力が必要であるため、ドライバーICの出力段はディスクリートFET構成とすることが解決策となります。
新製品は、FETを内蔵した従来製品「TC78B025FTG」のプリドライバータイプとして開発されました。外部FETのゲート駆動電流をプログラム可能なためさまざまなFETを組み合わせることができます。加えてTC78B025FTGでも好評のInPAC、回転速度制御(クローズドループ)機能搭載しています。
InPACにより、細かな位相調整をすることなく幅広い回転数で高効率を実現でき、さらに開発期間短縮にも貢献します。また、クローズドループにより内部非揮発性メモリー(NVM)で細かな速度プロファイルを設定でき、外付けMCUを使用せずに電源電圧変動時や負荷変動時の回転数変動を抑えることができます。
サーバーファン、ブロワー
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