SMR (Shingled Magnetic Recording:瓦記録) 技術を採用したコンシューマ向け内蔵ハードディスクについて

2020年4月28日

東芝デバイス&ストレージ株式会社

SMR (Shingled Magnetic Recording:瓦記録)  技術は従来の記録方式に比べ記憶容量の増加が可能となる技術であり、当社を含むハードディスク(HDD)メーカーは、同技術の採用により製品の記録容量増加に成功しております。一方で、一般的にSMR技術は、連続的なランダム書き込み実行にあたり、HDDのデータ書き込み性能が低下する可能性があります。そこで、当社では、製品へのSMR技術採用にあたりシステムの作業負荷に対応した調整を行い、以下に挙げる(1)コンシューマ向け内蔵HDD P300シリーズ及び(2) コンシューマ向け内蔵HDD L200シリーズへのSMR技術採用製品を除き、連続的なランダム書き込みが断続的に実行されるNAS(Network Attached Storage)などの用途に提供している内蔵ハードディスクN300シリーズには、現在SMR技術を採用したモデルは提供していません。

(1)コンシューマ向け内蔵HDD P300シリーズ

デスクトップワークステーション、オールインワンPC、デスクトップPC、およびその他クライアント製品を対象とするラインアップです。現在、以下のモデルでSMR技術を採用しています。

  •  P300 6TB – HDWD260UZSVA (Bulk)
  •  P300 4TB – HDWD240UZSVA (Bulk)

(2)コンシューマ向け内蔵HDD L200シリーズ

ノートブックPC、ゲーム機、外付け機器などのクライアント製品を対象とするラインアップです。現在、以下のモデルでSMR技術を採用しています。

  • L200 2TB – HDWL120UZSVA (Bulk), HDWL120EZSTA (Retail), HDWL120XZSTA (Retail)
  • L200 1TB – HDWL110UZSVA (Bulk), HDWL110EZSTA (Retail), HDWL110XZSTA (Retail)

当社はシステム毎に異なるHDDへの要求に対応し、適切なHDDをお選びいただけるよう、ノートブックPCやデスクトップPCを扱うメーカーと共に検証しています。お客様がHDDを選択する際、適切なアドバイスや情報の入手にあたり、信頼できる小売業者か販売代理店へお問合せ頂くことをお勧めします。

製品のさらに詳しい仕様については下記ページをご覧ください。

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