2022年6月7日
東芝デバイス&ストレージ株式会社
当社は、ウエアラブル端末などの携帯機器向けに、入力電圧に応じて外付けMOSFETのゲート電圧をコントロールする、過電圧防止機能を持ったMOSFETゲートドライバーIC「TCK42xGシリーズ」に5品種のラインアップを追加しました。
すでに発売済の20V電源ライン用「TCK421G」に加え、24V電源ライン用「TCK420G」、12V電源ライン用「TCK422G」および「TCK423G」、9V電源ライン用「TCK424G」、5V電源ライン用「TCK425G」の販売を本日より開始します。
TCK42xGシリーズは、新製品のラインアップ追加により、ゲート・ソース間電圧を10Vと5.6Vの2種類から選択可能となり、より多くのMOSFETに対応できるようになりました。また、入力過電圧保護機能の検出電圧が異なる製品のラインアップにより5Vの電源ラインから24Vの電源ラインに使用できます。外付けバック・トゥ・バックMOSFETと組み合わせて、逆流防止機能を備えたロードスイッチ回路 (図1) やパワーマルチプレクサー回路 (図2)を構成するのに適しています。2.7Vから28Vの幅広い入力電圧に応じたチャージポンプ回路を内蔵し、間欠動作で外付けバック・トゥ・バックMOSFETのゲート・ソース間に安定電圧を供給します。これにより、大きな電流のスイッチングが可能です。
パッケージは、業界最小クラス[注1]のWCSP6G[注2]を採用し、ウエアラブル端末、スマートフォンなどの小型機器に高密度実装が可能で、実装面積の削減に貢献します。
なお、TCK42xGの機能を活用した“パワーマルチプレクサー回路のリファレンスデザイン”の公開を本日より開始しました。
[注1] MOSFETゲートドライバーICにおいて。2022年6月現在、当社調べ。
[注2] 1.2mm × 0.8mmのチップスケールパッケージ
(特に指定のない限り、Ta=25°C)
[注3] 先行リリース製品
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