AI対応監視システム向けHDD「S300 AIシリーズ」を新規ラインアップ

高負荷なAI処理や、高解像度映像・解析データ保存に求められる高性能を実現

2025年11月4日

東芝デバイス&ストレージ株式会社

Toshiba launches S300 AI surveillance HDD for AI-driven video applications

当社は、監視カメラ向け3.5型ハードディスクドライブ(HDD)シリーズに、 AI[1]対応監視システム向けHDD「S300 AIシリーズ」を追加しました。サンプル出荷は、8 TB[2]・10 TBの容量モデルは今月より、14 TB、16 TB、18 TB、20 TB、22 TB、24 TBの容量モデルは2026年1-3月期から順次開始する予定です[3]

近年、企業や個人のセキュリティー意識の向上や、災害対策の必要性を背景として、監視カメラシステムの需要が高まっています。特にAIを活用した高機能監視システムでは、ビデオ解析や顔認識などの高度な処理が求められ、これらを支えるHDDには、大容量・高速性・高信頼性が求められています。

新製品のS300 AIシリーズは、8 TBから24 TBの容量ラインアップを提供し、ビデオ解析サーバーや集中型監視システム、映像アーカイブ・復旧インフラ、RAID構成などによる大規模な連続録画・保存に適しています。AI対応監視システムが生成する膨大な映像・解析データを保存します。

高負荷なAI処理に適した応答性
S300 AIシリーズは、AI処理によって増加するランダムアクセスに対応し、録画データとAIによる解析データを並行して保存します。

監視システムに適したスケーラビリティー
S300 AIシリーズは、最大64台の高解像度カメラ対応[4]、最大32のAIストリームに対応し、将来的なシステムの拡張にも柔軟に対応可能です。

エンタープライズグレードの高信頼性
S300 AIシリーズは、24時間365日連続稼働に対応し、年間ワークロード[5]は550 TB、MTTF/MTBF[6]は最大250万時間という、ミッションクリティカルな用途にも利用可能な耐久性と信頼性を備えています。

当社は、今後も顧客のニーズに応える製品群を積極的に展開し、世界中で拡大するストレージ需要に貢献していきます。

[1] AI (Artificial Intelligence): 人工知能
[2] 記憶容量:  1 TB (1テラバイト) =1 000 000 000 000 (10の12乗) バイトによる算出値です。1 TB=1 099 511 627 776 (2の40乗) バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載よりも少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステムおよびその他の要因で変わります。
[3] 本サンプルは量産時と仕様が異なる場合があります。
[4] 監視カメラのサポート数は、10 Mbit/sの高精細カメラデータによる性能シミュレーションによって定義されています。実際のサポート数はカメラの種類、ハードウェア、ソフトウェア、システム、ビデオデータ圧縮技術、解像度、フレーム数およびその他の要因で変わります。
[5] ワークロードは、年間のデータ処理量の目安であり、ホストシステムからのコマンドで実行される読み書きやベリファイによるデータ量として定義されます。
[6] MTTF/MTBF (平均故障時間/平均故障間隔) は製品寿命の保証や目安ではなく、製品の平均故障率から統計的に算出したものです (実際の稼働環境を必ずしも反映するとは限りません) 。実際の稼働時間はMTTF/MTBFとは異なる場合があります。

新製品のさらに詳しい仕様については下記ページをご覧ください。

S300 AI

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