2019年3月29日
東芝デバイス&ストレージ株式会社
当社は、OAやAV機器、産業機器向けに開発したArm® Cortex®-Mコア搭載マイコンTXZ™ファミリーのラインアップに「M4Gグループ(1)」を加え、順次量産を開始します。
「M4Gグループ(1)」は、Arm® Cortex®-M4(FPU搭載)コアを採用、高性能アナログ回路と豊富なタイマおよび通信チャネルを内蔵し、最小100ピンから最大177ピン、最小512KBから最大1536KBまでのフラッシュメモリ内蔵、32KBのデータフラッシュメモリ内蔵、と豊富なパッケージ・メモリサイズのラインアップを取り揃えています。
「M4Gグループ(1)」は、OAやAV機器・産業機器分野からの多様な要求に応えるため、グローバルスタンダードのArm Cortex-M4コアを採用し、動作周波数は160MHz(max)としています。
また、1.0μsで変換可能な12ビットADコンバータ(最大24ch)や8ビットDAコンバータ(2ch)などの高精度アナログ回路に加え、高速DMAコントローラと多機能DMAコントローラの2種類のDMAコントローラを搭載しています。これにより、シリアルメモリインタフェース(SMIF)、UART、I2C、TSPI、タイマなど汎用性の高い周辺回路と効率良くデータ転送をすることで低消費電力と高機能の両立を図り、OAやAV機器などの大規模システムにも対応します。
さらに、ADコンバータは2種類のサンプリング時間を任意のチャネルで選択可能であるため、複数のセンサが必要な大規模システムにおいてインピーダンス調整部品の低減に貢献します。またタイマとUART、TSPIの連動機能やインタバルセンサ検知回路(ISD)を内蔵し、ソフトウエア負荷低減にも貢献します。
当社は、今後も高速データ処理向け通信制御マイコングループや、低速から中速のモータ制御向け高精度アナログ回路搭載のマイコングループのリリースを計画しており、モータ制御およびセンシング市場の多種多様なニーズに応えるTXZファミリーマイコン製品のラインアップを強化し展開していく予定です。
OA機器、MFP、AV機器、産業機器など幅広い用途に使用可能
新製品の概要と主な仕様
*1:工場出荷時
新製品採用検討用のコンテンツ
新製品採用検討用に各種コンテンツを取り揃えています。
項目 | 解説 | 入手方法 |
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データシート | 製品グループ毎に機能・動作の説明、ピン配置、電気的特性などを記したドキュメント。具体的なシステム適用イメージをサポートする製品仕様書。 | 製品紹介ページからダウンロード |
リファレンスマニュアル | 製品の搭載機能(IP)詳細を記したドキュメント。 クロック制御・モータ制御回路・ADコンバータなどIPごとの詳細な機能をレジスタ単位で確認することができる仕様書。 |
製品紹介ページからダウンロード |
ドライバ/サンプルプログラム | CMSIS形式ドライバサンプルと評価ボード上で動作確認ができるサンプルプログラム。ソースコードとIAR EWARM用およびKeil MDK用のプロジェクトが準備されています。 | |
アプリケーションノート | サンプルプログラムの解説書。 機能単位のドキュメントとして準備されています。 |
製品紹介ページからダウンロード |
評価ボード | 製品の機能的特長を実動作で確認できる評価基板。 | |
ビデオクリップ | 評価ボードの紹介動画。 |
各製品グループの紹介については、下記ページをご覧ください。
※Arm、Cortexは、米国および/あるいはその他の国におけるArm Limited (またはその子会社)の登録商標です。
※TXZTMは、東芝デバイス&ストレージ株式会社の商標です。
※その他の社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。
お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
システムLSIマーケティング第二部
Tel: 044-548-2188
*本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。