MikroElektronikaとモーター制御用マイコンの評価ボードで提携拡大

2022年5月19日

東芝デバイス&ストレージ株式会社

当社は、組込みシステム向け開発ツールメーカーであるMikroElektronika(以下、MIKROE)と、モーター制御用マイクロコントローラー(マイコン)の評価ボード分野で提携を拡大します。同社とは、すでにモータードライバーICの評価ボードにおいて提携していましたが注1、このたび、MIKROEが製造・販売する評価ボード「Clicker 4」で当社モーター制御用マイコン「M4Kグループ」の評価が可能となりました。幅広い地域で組込みシステムの開発ツールを展開しているMIKROEから提供される評価ボード「Clicker 4」と当社サイトからダウンロードが可能なソフトウェア「MCU Motor Studio」を組み合わせて使用することで、当社モーター制御用マイコンの安価かつより容易な評価環境を提供します。

当社は、モーター制御に適した豊富なマイコンのラインアップを取り揃えており、産業機器、家電機器、OA機器などさまざまな分野で採用実績があります。「M4Kグループ」は、最大160MHzで動作するArm® Cortex®-M4 を搭載した32ビットマイコンです。注2

注1:2020年8月6日付ニュースリリース「MicroElektronikaとモータードライバーICの評価ボードで提携」

注2:2021年7月29日付ニュースリリース「Arm® Cortex®-M4搭載モーター制御マイコン「TXZ+™ファミリー アドバンスクラス」の第一弾製品量産開始について」

これは、当社マイコン「M4Kグループ」用評価ボード Clicker 4の画像です。

当社マイコン「M4Kグループ」用評価ボード Clicker 4

Clicker 4 for TMPM4KとClicker 4 Inverter Shield

TMPM4KNFYAFGが搭載されたMIKROE社製Clicker 4 for TMPM4KとClicker 4 Inverter Shieldは、ブラシレスDCモーターの評価のためのシンプル、かつ安価な評価ボードキットです。Clicker 4 for TMPM4Kはオンボードデバッガーを備えており、外付けにデバッガーを用意する必要がありません。また、同社製のさまざまなClick boards™との接続のためのmikroBUS™ソケットも備えており、機能の追加が可能です。さらに、拡張コネクター、JTAG/SWDデバッグポート、LED表示、各種ボタンも付いています。別売りのClicker 4 Inverter Shieldでは、MOSFET 6個を使ったモーター制御、最大48Vまでの昇圧と5V/3.3Vまで降圧が可能なスイッチング電源の機能を備えています。モーターのホールセンサーやインクリメンタルエンコーダーを使用した位置フィードバックも可能で、過電圧保護機能により高い信頼性も実現しています。

当社マイコン「M4Kグループ」用の評価ボードClicker 4 for TMPM4KとClicker 4 inverter shieldを動作させるためのソフトウェアMCU Motor Studioが当社サイトよりダウンロード可能です。MCU Motor Studioはモーター制御パラメーターの設定やリアルタイムモニターを行うためのGUIアプリケーションと、マイコンに組み込まれる拡張可能なモーター制御ファームウェアから構成された、シンプルで汎用性の高いソフトウェアです。

MIKROE社について

MIKROEは、組み込みシステムの開発に使用されるハードウェアおよびソフトウェアツールを開発・販売しているメーカーです。
マイコンと、センサーやモータードライバーなどの周辺機器を接続する開発ツールを取り扱っています。
MIKROE

当社のモーター制御用マイコン「M4Kグループ」については、下記ページをご覧ください。
M4Kグループ

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マイコン・デジタルデバイス営業推進部
Tel: 044-548-2233

* Arm、Cortexは、米国および/あるいはその他の国におけるArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。
* TXZ+™は、東芝デバイス&ストレージ株式会社の商標です。
* Click boards™とmikroBUS™はMIKROEの商標です。
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