革新的な半導体技術と技術者の情熱が、
カーボンニュートラルな未来を創造する
東芝デバイス&ストレージ株式会社
半導体事業部 パワーデバイス技師長
高下 正勝
当社の半導体事業は、東芝グループの経営理念「人と、地球の、明日のために。」を体現し、世界中のお客様に革新的な半導体製品とサービスを提供しています。カーボンニュートラルの実現を目指し、地球規模の課題解決に向けて、東芝グループ内やパートナー企業と連携し、研究開発を推進しています。
私たちは、エネルギー問題解決の鍵となるパワー半導体を中核に、デジタル社会を支える高性能半導体の開発に注力しています。シリコンデバイスの限界性能の追及、高性能なワイドギャップ半導体の開発加速、300mmウェハー用製造ラインの生産技術のデジタル革新などに取り組んでいます。
また、絶縁デバイスや小信号半導体では、当社独自の技術を磨いています。例えば、フォトカプラーでは14年連続世界トップシェアを誇っています。※1さらに、集積回路半導体では、デジタルとアナログの融合技術を活かした高度な制御技術を要するモータードライバーICなどの開発に注力しています。
当社の強みの半導体製品に最先端シミュレーション技術を融合し、お客様のニーズに応えるソリューションを創出し続けます。技術革新の源泉は人であり、パートナー連携やオープンイノベーションを通じて、創造力豊かに多角的な知識融合ができる技術者の育成を強化しています。当社のDNA「飽くなき探求心と熱い情熱」を心に宿す技術者たちが、日々新たな挑戦を続けています。最先端半導体技術の研鑽と技術者育成を通じて、イノベーションを起こし、デジタル社会の進化とカーボンニュートラルな社会の実現に貢献します。
東芝デバイス&ストレージ(株)の半導体ソリューションに、ご期待ください。
東芝デバイス&ストレージ株式会社
半導体事業部 パワーデバイス技師長
高下 正勝
※1 Gartner® market report recognizes Toshiba has No.1 share of Coupler by revenue basis from 2010 to 2023, for consecutive 14 years.
Source:Gartner®, “Market Share: Semiconductors by End Market, Worldwide, 2023”, Andrew Norwood et al., 1 April 2024 Revenue Basis, フォトカプラー= Coupler GARTNERは、Gartner Inc.または関連会社の米国およびその他の国における登録商標およびサービスマークであり、同社の許可に基づいて使用しています。All rights reserved.
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データ社会の未来に貢献する東芝のストレージプロダクツ
東芝デバイス&ストレージ株式会社
ストレージプロダクツ事業部 ストレージ要素技術技師長
竹尾 昭彦
当社は1967年にHDD(Hard Disk Drive)の開発を始め、当時は計算機の外部記憶装置として用いられていました。その後、ノートPCに実装される主記憶装置、携帯音楽プレーヤーの記録機器、ビデオ録画機器、外付けハードディスクなど、ストレージプロダクツとして幅広い製品を扱う事業に発展してきました。現在ではクラウドコンピューティングを支えるデータセンター向け主記憶デバイスとなるニアラインHDDを提供することで、今なお市場成長を続けているデバイスです。
当社のストレージプロダクツ事業は50年以上の長い歴史を持っていますが、この間、現在に至るまでに、HDD製品の記憶容量は700万倍、記録媒体上のデータ記録密度は1億倍にも増大しています。HDDとは、データを記憶するための製品です。データを記憶する磁気ディスクと、データを読み書きする磁気ヘッドという基本構造は古くから変わっていません。しかし、その内部では製品の記憶容量向上を継続的に実現するために、常に様々な分野の最先端技術を取り入れられており、非常に高度な技術を統合したインテグレーション製品と言えます。
最先端技術の例としては、微細な位置制御機構、磁気ヘッド・ディスク間の隙間制御機構、スピントロ二クスを中心とした磁性材料開発などが挙げられます。これら全てがナノメートルオーダーでの微細制御が求められる超精密技術です。また、データの誤り率を低減するために高度な信号処理技術、誤り訂正技術も実装されています。電気・通信・機械制御・化学といった広範な分野にてそれぞれの先進技術動向を学び、これらの最先端技術を装置で実現するためのハードウェア開発、ファームウェア開発に注力しています。
ストレージプロダクツは、クラウドコンピューティング、AI活用などで今後も成長していくIT社会を支えるインフラストラクチャーを構成するための必要不可欠な存在です。
これらの技術革新を通じ、情報と人が繋がるデータ社会の未来に貢献して参ります。
東芝デバイス&ストレージ株式会社
ストレージプロダクツ事業部 ストレージ要素技術技師長
竹尾 昭彦
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