半導体 製品技術
基礎工学研究科 材料工学専攻
2016年入社
学生時代から環境問題に興味を持ち、化石燃料を減らすという目的で発電をするような材料・素子を研究していました。しかし、電気を効率的に使うためにパワーデバイスが利用されるということを就職活動中に知り、自分でもやってみたいと強く思うようになりました。また、女性の働きやすさという点も重視しており、女性特有のライフイベントにも左右されずに働き続けたいという思いから、当社への入社を決めました。配属予約制を活用し、私が取り組みたい業務がある加賀分室への配属が早々に決まりましたが、初めて生活をする土地に対しては不安よりも楽しみの方が大きく、性格的なところもあるかも知れませんが、就職活動中ずっとサポートしていただいたリエゾンの方々の手厚いサポートが大きく影響したのだと思います。
※リエゾン制度:大学OB・OGであるリエゾン(=リクルーター)が、学生の皆さんのアドバイザーとして、応募部門との橋渡しを行う制度
私が所属する産業用ハイパワーデバイス技術部では、産業用ハイパワーモジュール製品の開発や量産品の改善を行っています。Si半導体のPPI(Press Pack-IEGT)というモジュールに搭載するSiチップの設計、試作・評価が私の担当です。PPIは、HVDC(高圧直流送電)のシステムに使用され、電気のロスを削減し遠くまで電気を届けることができる、インフラを支えるための重要な製品です。また、洋上風力などの再生可能エネルギー主力電源化をサポートできる、カーボンニュートラルに寄与する製品です。特殊な技術であるため高耐圧のPPIを提供できる企業は限られており、お客様の要求を満たす製品を開発することは、社会にとって、限りある自然環境にとって非常に重要なミッションであると考えています。
製品技術担当の業務範囲は、設計、試作、量産まで製品開発全般に及ぶため、知っておくべき知識が広範囲にわたります。知識と経験が浅かった入社当時は、それぞれの分野のプロフェッショナルへ指示を出し、スムーズに仕事をしてもらうことへの難しさに挫けそうになることもありました。現在は、習得した知識や製品の開発計画、納期感など様々な要素を考慮して、効率よく仕事に取り組むように心掛けています。また基本的なことですが、業務を依頼した方には「ありがとうございました。問題ありませんでした。またご協力をよろしくお願いします。」と、照れずに面倒がらずにお礼のメールを送ることを徹底しています。より良い関係性を保ち人脈を広げていくことが、スムーズな製品開発につながると考えています。
入社4年目に、グローバル研修の一環で3カ月のイギリス語学留学を体験することができました。いまは英語を使うことはありませんが、製品をグローバルに展開している関係で、いずれは使う時が来ると思っています。世界を相手に技術者を育ててくれる、目的がある人にはチャンスを与えてくれる、当社はそんな会社です。製品は社会に与えるインパクトが大きく、それが難しさでもありやりがいでもあると感じています。将来、自分がどうありたいか、どんなことにチャレンジしたいかをじっくりと考え、いろいろな方と一緒に素晴らしい製品の開発ができたらうれしく思います。
8:30 | 出勤 メールチェック、今日のスケジュール確認 |
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9:00 | 担当製品の流品進捗確認、流品計画作成 |
10:00 | Gr内の進捗報告会議 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 試作品の電特評価の実施 |
17:00 | 評価結果のまとめ資料作成 |
18:30 | 進捗報告をGr内に展開 |
19:00 | 明日以降のTo Do Listの確認、退社 |
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