開発知識を生かした要因分析で安定量産を

PROFILE

塚本 翔太

HDD 生産技術
理工学研究科 理工学専攻
2020年入社

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技術的知識を培うため製品設計部門で修行中

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私は現在、ストレージプロダクツ設計生産統括部の「製造技術部 製造技術第二担当」に所属しています。ここはハードディスク調整や試験を行うワークショップ工程の歩留まりや試験時間の改善を行う部署です。職場の雰囲気はとても良く、意見交換や情報交換が盛んに行われています。責任感の強い方が多く、国内部門を率先してとりまとめ、他部門をリードしながら改善活動を行うといった風土があります。

現在は新人教育の一環で「HDD製品技術部 HDD製品技術第二担当」で業務にあたっています。製品設計部門で技術的知識を培うことを目的として、最新機種の量産に向けた、歩留まり改善に必要な解析手法や要因分析方法を学んでいます。

数字・納期・結果にこだわって業務を遂行

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私の所属部署は製造技術部門として、「数字・納期・結果にこだわる」という方針を掲げています。1%という数字だけを見れば大したことがないように思えても、量産の世界では、その1%の影響度と金額はとても大きなものになります。「1%、されど1%」といった感じで、数字には大きなこだわりを持って業務を行っています。また他部署と連携することが多いのですが、納期においては、自分たちが主導で各部署への依頼を管理しフォローを行うことで、全体のスケジュール遅延を防止する、という考えで取り組んでいます。エラーに対して納得できるまで「なぜなぜ分析」を行い、いかにスピード感を持ってリカバリーできるか、スケジュールの遅延なく計画していた利益をいかにしっかりと確保できるか、これが製造部門にとって大きな使命となります。

製造部門では、開発・設計に関わる知識が十分ではないため、障害発生時の要因分析にかなりの時間を要しているのが現状です。教育先である製品技術から開発の技術知識をしっかりと身につけることで、製造技術部に戻った際には、諸先輩方と違ったアプローチで分析ができ、分析に要する時間も大幅に短縮できるのではないかと、いまからワクワクしています。

量産の安定化、シェア率アップに向けて

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最近の機種では、技術的難易度から部品品質のバラつき影響により装置歩留まりが安定しないことがあります。設計実習で得た知識を活かして、設計の段階から設計と製造の両方の立場で検討を行うことで量産の安定化が図れるのではないかと考えています。また、ニアラインハードディスクのシェアが徐々に上がってきているのですが、さらにシェア率を上げることが今後の大きな目標です。そのためには歩留まり改善がとても重要になってきます。量産の安定化を図ることでお客様にご満足いただき、結果としてシェア率がアップできるよう、これからも努力を続けていきたいと思います。

とある1日のスケジュール

8:30 出社 メールチェック 1日のToDoリスト作成
9:00 機種全体定例会 MG10Grp
12:00 昼食
13:00 装置投入進捗(WIP&歩留まり)確認
15:00 面記録密度改善ミーティング
16:00 評価結果のデータ解析と評価結果の報告資料作成
18:30 退社

 

 

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