フォトリレーのCR積とはなんですか?

CR積は、フォトリレーで出力端子間のスイッチを通して高周波信号を扱う場合に重要となる指標の一つです。このCR積のCとは、フォトリレーがオフのときの出力側端子間容量COFFを、Rとはフォトリレーがオンのときの出力端子間抵抗(オン抵抗)RONを指します。
COFFが大きいと、フォトリレーをオフ状態としているにもかかわらず高周波信号が通過することになります。また、RONが大きいと信号の通過損失、劣化が生じてしまいます。以上より、高周波信号をスイッチングする応用ではCOFFが小さく、かつRONの小さいフォトリレー、すなわち低CR積のフォトリレーが必要となります。