車載ネットワーク通信

自動車の急速な電動化、デジタル化にともない、車載ネットワーク通信の基盤構成は変化しています。
当社では時代のニーズに合致した車載ネットワーク通信用デバイスを提案いたします。
車載通信プロトコル規格CXPIは、ステアリングスイッチ、ライトスイッチなどの車載ボディ系アプリケーションのネットワークやゾーンECUのインターフェースに適した応答高速性を有しており、通信の多重化により、ワイヤーハーネスの削減ができ、軽量化に貢献します。

車載ネットワーク通信 ロードマップ

CXPIとは

CXPI(Clock Extension Peripheral Interface)は車載通信プロトコルの国際標準規格(ISO 20794)です。多重伝送により、HMI(Human Machine Interface)機器のワイヤーハーネスの削減、車両の軽量化を目的に次世代の車載サブネットワークのために作られました。
LINと比較して、CXPIは、コマンダー・レスポンダー間の双方向通信、大容量データ転送、応答性の点で優位な規格です。

適用例

  • ステアリングスイッチ
  • コンビスイッチ
  • ライトスイッチ
  • ドアラッチ、ドアミラー
  • パワーシート、シートヒーター
  • ボディー系アプリケーション制御モジュール
車載サブネットワークの画像です。

CXPIの位置づけとメリット

CXPIの位置づけ

従来の車載ボディー系アプリケーションではLIN通信が幅広く採用されていました。ただ、LIN通信はコマンダーノードからレスポンダーノードへの定期送信と応答で通信されるため、応答性が求められるスイッチ等のアプリケーションでは適用が困難であった。そこでCXPIは、コマンダーノードとレスポンダーノードどちらからでも送信することが可能です。
また、LINと比べて一度に大容量のデータを扱うことができるプロトコールなので、多様なアプリケーションのデータを効率よく送受信することができます。

LINとCXPIの比較

ラインアップ

品番 パッケージ 基本機能 アプリケーション 特長 スリープモード
消費電流
最大通信
速度
電源 信頼レベル

TB9032FNG

P-SOP8-0405-1.27-002 車載通信プロトコル規格CXPI(Clock Extension Peripheral Interface)に準拠した物理層インターフェース

以下アプリケーションのCXPI物理層インターフェース(ドライバーレシーバー)

  • ゾーンECU
  • 車載ボディ系アプリケーション
  • 外部端子によりコマンダーノード、レスボンダーノードの用途に切り替え可能
  • 各種異常検出機能搭載
5μA(Typ.) 20kbps BATT AEC-Q100
適合予定

TB9033FTG

P-VQFN28-0606-0.65-003 CXPIに準拠したH/WロジックのインターフェースIC(レスポンダー専用)
  • ステアリングスイッチ、メータークラスタースイッチ、ライトスイッチ、ドアロック、ドアミラーなど車載ボディ系アプリケーション
  • 16端子のGPIO 入出力(内4端子はPWM、6端子はADCに変換可能)
  • 各種異常検出機能搭載
10μA(Typ.) 20kbps BATT AEC-Q100
適合予定

※TB9032FNGは第三者※1)によるCXPI物理層試験(ISO 20794-7 [8 Physical layer conformance test plan (PMA – PS separate type)])に対して合格しました。

※1) 株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ様

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