本機能は Internet Explorer 11 ではご利用頂けません。最新のGoogle Chrome, Microsoft Edge, Mozilla Firefox, Safariにてご利用ください。
品番は3文字以上指定して下さい。
クロスリファレンスでは参考品名が表示されますので、製品に関する最新の情報をデータシート等でご確認の上、単独およびシステム全体で十分に評価し、お客様の責任において適用可否を判断してください。
参考にしている情報は、取得した時点の各メーカーの公式情報に基づいた当社の推定によるものです。
当社は、情報の正確性、完全性に関して一切の保証をいたしません。また、情報は予告なく変更されることがあります。
品番は3文字以上指定して下さい。
オンラインディストリビューターが保有する東芝製品の在庫照会および購入が行えるサービスです。
一般的な使い方 (入力電圧 VI < 10V) では考える必要のないことですが、入力電圧が高い時には注意が必要です。
入力電圧 VIの最大値は主に以下の要因で決まります。
① ベースシリーズ抵抗 R1 の抵抗値 ( R1で消費される損失 )
② コレクター電流 IC の最大電流値
BRTの使用条件(hFEなど)によって変わってきますが、R1の抵抗値が低いときはコレクター電流、高いときはR1の抵抗値により決まります。
① ベースシリーズ抵抗 R1と入力電圧VIの関係
BRTの内蔵抵抗の許容損失は1/8 Wです。内蔵トランジスターのオン時のベース・エミッター間電圧をVbe とすると、R1に流れる電流 IB は以下の式で表されます。尚、簡単のため、 Vbe = 0.7V として扱います。
IB = ( VI – Vbe ) / R1 = ( VI – 0.7 ) / R1
この電流によるR1の損失が1/8 W を超えてはいけないので、
1/8 W > R1 * { ( VI – 0.7 ) / R1 }^2
> ( VI – 0.7 ) ^2 / R1
VI < √( R1 / 8 ) + 0.7
② コレクター電流の最大電流値 IC (max)と入力電圧VIの関係
コレクター電流の最大値 IC (max)は、絶対最大定格に規定しています。この値は一瞬たりとも超えることができません。
BRTは飽和領域で動作します。このためhFEは10~20となります。先ほど求めたIBからR2を通る電流IR2を引いた電流が内蔵トランジスターのベース b を通る電流 Ib となります。
Ib = IB – IR2 = ( VI – Vbe ) / R1 – Vbe / R2 = ( VI – 0.7 ) / R1 – 0.7 / R2
このhFE倍の電流がコレクター電流 IC ですから、以下の式が成り立つ必要があります。
IC (max) > IC = hFE * IB = hFE * {( VI – 0.7 ) / R1 – 0.7 / R2 }
VI < R1 * IC (max) / hFE +( R1 + R2 ) * 0.7 / R2
上記2つの要因に基づいて計算したVIに対し、小さい方のVIが求める値となります。
① ベースシリーズ抵抗 R1 の抵抗値
VI < √( R1 / 8 ) + 0.7
② コレクター電流の最大電流値 IC (max)
VI < R1 * IC (max) / hFE +( R1 + R2 ) * 0.7 / R2
図-2/3に各抵抗値での入力電圧とコレクター電流の関係を表すグラフを示します。
BRTのhFE ( IC / IB )によって入力電圧の最大値と制限要因は変わってきますが、以下のことがわかります。