TVSダイオード(ESD保護ダイオード)はどのように働きますか?

TVSダイオード (ESD保護ダイオード)はどのように働きますか?

機器が正常に動作している通常状態(青のライン)と静電気が流入した状態(赤のライン)でTVSダイオードの動作を考えます。
機器の通常状態ではTVSダイオードはオフの状態になっており、寄生容量(接合容量)を持つ素子(キャパシタ)となります。
TVSダイオードに、ある一定以上の電圧が印加されると急激に電流が流れ始めます。このため、ESDによる異常なエネルギー侵入時にはTVSダイオードに電流が流れ、後段のICなどに過電圧や過電流がかからないようになります。