LDOが逆接続(逆バイアス)されて出力端子電圧が入力端子電圧より高くなっても、問題ありませんか?

LDOの出力端子電圧が入力端子電圧よりも高くなった場合には、出力端子からLDO内部に逆電流が流れこみ、LDOの劣化や破壊を招く恐れがあります。このような状態が発生する恐れがある場合には、入力端子VINと出力端子VOUT間にバイパスダイオードを接続する、または、電源ラインに直列に逆流防止ダイオードを接続して対策を行ってください。逆流防止ダイオードを使用して対策を行う場合には、ダイオードの順方向電圧VFによる電圧降下を考慮の上、入力電圧範囲内で問題が無いことを十分確認してください。なお、使用するダイオードについては、十分な逆電圧と順方向電流のディレーティングを考慮の上、順方向電圧とリーク電流の小さい製品を選択してください。

図1.逆流バイパスダイオードによるLDOの逆接続時の対策例
図1.逆流バイパスダイオードによるLDOの逆接続時の対策例
図2.逆流防止ダイオードによるLDOの逆接続時の対策例
図2.逆流防止ダイオードによるLDOの逆接続時の対策例

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