フォトリレーはメカニカルリレーに置き換えて同じように使えるのですか?違いがあるとすればそれは何ですか?

メカニカルリレーは機械的接点で構成されているのに対してフォトリレーは出力がMOSFETで構成された半導体接点です。それを背景にフォトリレーはメカニカルリレーと比較して以下のような利点があります。

  • 1.接点磨耗がなく高信頼性 (長寿命)
  • 2.小型・軽量であり、実装性に優れる
  • 3.高速スイッチング (メカニカルリレーより数倍高速)
  • 4.低駆動消費電力が数mWと小さい (メカニカルリレーは100mW程度)
  • 5.無接点のためバウンスによるノイズがない


 ただ不利な点としては、

  • a.接点抵抗(オン抵抗)で金属と半導体の差が埋まりきらない
  • b.接点開閉容量(オン電流)でフォトリレーでは1素子でカバー可能な範囲に制約が大きい

ということが上げられます。