USBはパソコンを主体として、非常に普及したシリアルインターフェースです。よく知られている通り、用途は多岐にわたり、キーボード、マウス、プリンター、フラッシュメモリー、HDD、スピーカーなどのインターフェースとして使われています。
USBにはLow-Speed (1.5Mbps)、Full-Speed (12Mbps)、High-Speed (480Mbps) などの転送スピードがありますが、当社の TX03シリーズの USBインターフェースはFull-Speedに対応しています。
USBではインターフェースのマスター、スレーブを、それぞれ「ホスト」、「デバイス」と呼んでいます。USBは1つのホストが多くのデバイスをコントロールするスター型の接続です。パソコンを例に取りますと、パソコン本体がホストであり、USBで本体と繋がっているマウス、キーボード、メモリー、マイク、スピーカーなどがデバイスとなります。
USBの特長としてプラグアンドプレーが上げられます。パソコンの USB端子に USBメモリーを差し込んだり抜いたりするときに、いちいちパソコンの電源を落とさなくても済みます。この簡便さがUSBが普及した理由の一つです。
USBの信号線は一組4本からなっています。電源(VDD)、接地電位(GND)、信号D+、および、信号 D-です。データは互いに相補的な値を取ります。D+がhigh levelで、D-がlow levelのときが「差動1(Differential 1)」、反対に、D+がlow levelでD-がhigh levelのときを「差動0(Differential 0)」としています。
ただし、実際に転送されるデータの波形は差動1、差動0ではありません。データ転送にはNRZI (non-return to zero inverted) というフォーマットが使われています。これに従いますと、1クロックの間に信号の変化が無かったときはデータ「1」、変化(High→Low、または、Low→High)があったときはデータ「0」となります。
USBインターフェースにクロック信号はありません。非同期式です。USBの転送速度(レート)をFull-speedで使用する場合には、送信データの先頭に、クロックを同期させるための8ビットのSYNCパターンがあります。これにより受信側は送信側のクロックと同期を取ることができます。
USB規格準拠のインターフェースを内蔵した製品が表示されます。
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