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ここでは、LDOレギュレーターのデータシートに記載されている電気的特性の代表的な用語について説明します。
項目 | 記号 | 説明 |
---|---|---|
入力電圧 | VIN | LDOレギュレーターが正常に動作する入力電圧の範囲です。 |
バイアス電圧 | VBIAS VBAT |
LDOレギュレーターが正常に動作するバイアス電圧の範囲です。バイアス電圧はLDOレギュレーター内部の制御回路に入力される電圧です。 |
出力電圧精度 出力電圧 |
VOUT | データシートで規定した条件で出力電圧を測定したときに、標準値に対する最小値と最大値の精度です。 |
内部基準電圧 | VADJ | LDOレギュレーター内部のエラーアンプの基準電圧値です。出力電圧を外部の抵抗で任意に設定できる可変出力タイプの製品で規定されている規格です。 |
バイアス電流 消費電流 |
IB IB(ON) |
LDOレギュレーターの内部回路の消費電流です。データシートで規定した条件でGND端子からの電流からコントロール端子のプルダウン電流を差し引いた電流値です。 |
バイアス電流 | IIN(ON) | LDOレギュレーターが動作しているときにデータシートで規定した条件でVIN端子に流れる電流です。 |
バイアス電流 | IBIAS(ON) | LDOレギュレーターが動作しているときにデータシートに規定した条件でVBIAS端子に流れる電流です。 |
スタンバイ電流 | IB(OFF) IIN(OFF) IBIAS(ON) |
LDOレギュレーターがVCT = 0 Vでスタンバイ状態のときに、VIN端子およびVBIAS端子に流れる電流です。 |
ADJ端子電流 | IADJ | VADJ端子に接続されたエラーアンプの入力端子電流です。出力電圧を外部の抵抗で任意に設定できる可変出力タイプの製品で規定されている規格です。 |
コントロール電圧 (ON) | VCT(ON) | LDOレギュレーターをオンにするために必要なCONTROL端子の電圧です。データシートに規定された範囲の電圧をCONTROL端子に印加すると出力端子から電圧が出力されます。 |
コントロール電圧 (OFF) | VCT(OFF) | LDOレギュレーターをオフにするために必要なCONTROL端子の電圧です。データシートに規定された範囲の電圧をCONTROL端子に印加するとLDOレギュレーターはシャットダウンします。 |
コントロールプルダウン電流 | ICT | LDOレギュレーターのCONTROL端子とGND端子に接続されたプルダウン用の素子に流れる電流です。 |
入力安定度 | Reg・line |
入力電圧の変動に対して出力電圧の変化量を規定した値です。Reg・lineの値が小さいLDOレギュレーターほど入力電圧が変化しても出力電圧の変化量が小さく安定した出力電圧を得ることができます。 |
負荷安定度 | Reg・load | 出力電流の変動に対して出力電圧の変化量を規定した値です。Reg・loadの値が小さいLDOレギュレーターほど出力電流が変化しても出力電圧の変化量が小さく安定した出力電圧を得ることができます。 |
最小入出力間電圧差 | VDO | LDOレギュレーターが安定した出力電圧を出力するために必要な入力電圧と出力電圧の電圧差です。最小入出力間電圧差はドロップアウト電圧とも呼ばれます。 |
出力制限電流 | ICL | 出力制限電流は過電流保護を開始する規定の電流値です。 |
低電圧保護しきい値電圧 | VUVLO | LDOレギュレーターの入力電圧が通常の状態から低下して低電圧誤動作防止機能が動作する電圧です。 |
出力電圧温度係数 | TCVO | データシートに規定した条件で温度を変化させたときの1℃あたりの出力電圧の変動率です。出力電圧温度係数の値が小さいLDOレギュレーターほど温度が変化しても出力電圧の変化量が小さく安定した出力電圧を得ることができます。 |
出力雑音電圧 | VNO | LDOレギュレーターの出力に発生するノイズのレベルです。 |
リップル圧縮度 | R.R. (VIN) R.R. (VBIAS) |
入力電圧やバイアス電圧に重畳されたリップル電圧をLDOレギュレーター内部で圧縮(除去)できる性能指数でdBで表示されます。R.R.の値が大きなLDOレギュレーターほどノイズを除去能力が高くなります。R.R.はノイズに非常に敏感なセンサー回路やアナログ回路の電源にLDOレギュレーターを選択するときの指標となります。また、R.R.はリップル除去率、リップルリジェクションおよび電源電圧変動除去比(PSRR、SVRR)と呼ばれることもあります。 |
負荷過渡応答特性 | ΔVOUT | 出力電流がステップ状に急峻に変化したときに出力電圧に発生するアンダーシュートやオーバーシュートの変化量です。負荷応答特性の大きいLDOレギュレーターではシステムの安定動作に支障をきたす恐れがあります。 |
出力ディスチャージオン抵抗 | RSD | LDOレギュレーター内部でVOUT端子とGND端子の間に接続されたN-ch MOSFETのオン抵抗です。 |
過熱保護温度 | TSD | LDOレギュレーターに過剰な損失が印加されたり、周囲温度が過剰に上昇したときに過熱保護が動作する接合温度です。 |
過熱保護温度ヒステリシス | TSDH | 過熱保護温度と過熱保護が解除する接合温度の差です。 |
LDOレギュレーターの用語については次のリンク先にも説明が記載されていますのでご参照ください。
アプリケーションノート 「LDOレギュレーター 用語集」