2 TVSダイオード (ESD保護用ダイオード) の基本動作

図2.1 ESD保護用ダイオードの使用例と基本動作
図2.1 ESD保護用ダイオードの使用例と基本動作

ESD保護用ダイオードはサージ電圧から対象素子を保護するために侵入経路の信号ラインとGND間に挿入します。通常時の動作 (サージ侵入なしの状態) ではESD保護用ダイオードの逆方向降伏電圧VBRは信号ラインの電圧より高く設定するためESD保護用ダイオードにはごく微小な電流IRが流れるのみで電流はほとんど流れません。信号ラインに逆方向降伏電圧VBR以上のサージ電圧が侵入するとESD保護用ダイオードには過大な電流が流れサージ電圧は逆方向降伏電圧VBR以下に抑えられます。

2 TVSダイオード (ESD保護用ダイオード) の基本動作

2-1 等価回路イメージおよび効果

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