ダイオードにはどのような種類がありますか?

ダイオードにはたくさんの種類がありますが、構造によりpn接合ダイオードとショットキーバリアダイオード(SBD)として知られる金属・半導体接合ダイオードに分けられます。東芝では以下のように分類しています。

ダイオードの分類

pn接合ダイオードは順方向を主に使用する整流ダイオードやスイッチングダイオードと逆方向の降伏電圧(ブレークダウン電圧)を使用するツェナーダイオード(定電圧ダイオード)やESD保護用ダイオード(TVSダイオード)に分けられます。
また用途によって特性の合わせこみがされており、整流ダイオードの逆回復時間を短縮するために逆回復電荷を小さくしたファストリカバリーダイオード(FRD)、ダイオードオフ時の空乏層による容量が逆バイアス電圧により変化することを利用した可変容量ダイオード、pn接合のp層とn層の間に不純物を含まないI層(イントリンシック層 / 真性半導体層)を挟み空乏層幅を広げることにより低容量を実現した高周波スイッチ用ダイオード(PINダイオード)などがあります。

ショットキーバリアダイオードは順方向電圧(VF)が低く、ユニポーラーデバイスであることから逆回復電荷が原理的に無いという特長があります。

ダイオードのI<sub>F</sub> – V<sub>F</sub>カーブ
ダイオードのIF – VFカーブ

関連リンク

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