低耐圧IPDの過電流保護はどのように動作をするのですか?

低耐圧IPDの過電流保護は、製品によって保護の方式が異なりますが、下記の3つの方式で素子保護を行います。 なお、下記の方式を組み合わせて素子保護を行う製品もあります。

製品毎の保護の方式については、データシートを確認してください。

なお、過電流保護は一時的な素子保護を目的としたもので、過電流保護が動作したら即座にシステムを停止するようにしてください。

間欠制御(自励発振)方式
図1. 間欠制御(自励発振)方式

過電流を検出後、素子内部のタイマー時間で出力を間欠動作して電流制限を行う。

過電流状態が解除されると、通常動作に自動的に復帰する。

電流リミッター方式
図2. 電流リミッター方式

過電流を検出後、設定された電流値で電流制限を行う。
過電流状態が解除されると、通常動作に自動的に復帰する。

オフラッチ方式
図3. オフラッチ方式

過電流を検出後、出力をオフさせ、その状態を保持(ラッチ)させる。

ラッチの解除は、入力端子に”L”レベルの信号を入力して行う。