トライアックをON/OFFスイッチ動作させるのにどのくらいの入力電流に設定すればよいのでしょうか?

LEDに流す電流を増加させた時にフォトトライアックがONするしきい値電流をトリガーLED電流(IFT)と定義しています。またこれは製品によってバラツキを持ちます。このバラツキの最大値をIFT(Max)で規定していますが、これは回路設計においてLED電流IFがこのMax値を超えてはならないという意味ではありません。IFの設計では、LEDの経年変化、温度、設計マージンも考慮し、IFT(Max)よりも大きいIF値の設定が必要になります。
詳細は当社アプリケーションノート「トライアックカプラーの基本特性と応用設計」9.1項 入力側LED電流IFの設計方法 を参照ください。またIFは温度ディレーティングを含む最大定格も規定されていますので、その定格を超えていない事の確認も必要です。