専用ソフトウェア不要、Web上でシミュレーションができる「オンライン回路シミュレーター」

・スイッチング電源回路に使用するMOSFETの選定をWeb上で実施可能なシミュレーションツール
・トポロジー選択後に電源仕様を設定するだけで推奨MOSFETの回路モデルでの検証が可能
・受動部品の回路定数が変更可能

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これは、専用ソフトウェア不要、Web上でシミュレーションができる「オンライン回路シミュレーター」の画像です。

はじめに

スイッチング電源回路は、使用するMOSFETの性能や周辺部品の回路定数によって電力変換効率(効率)が大きく変わります。
そのため、電源回路を設計する際には、適切なMOSFETを選定するためにシミュレーションで事前検証することが多くなっています。

従来のシミュレーションでは、環境の構築やシミュレーション回路の作成、素子モデルの入手、各種設定などが必要であり、これらの作業である程度の時間を費やしてしまいます。

「オンライン回路シミュレーター」は、その時間と手間を省くことができる、新しい電源回路用MOSFET選定ツールです。Web上でシミュレーションを実行し、その結果をリアルタイムで確認することができます。

また、本ツールは無償なので気軽にお試しいただけます。

「オンライン回路シミュレーター」の機能や使い方については、以下をご参照ください。
シミュレーターの紹介・操作動画を見る

特長1: シンプルな仕様入力

回路選択に必要な手順は、トポロジーの選択と電源仕様の設定です。トポロジーは、用意された基本的なトポロジーから選択します。また、電源仕様は入出力電圧など4項目を入力ボックスやスライドバーを用いて設定できるようになっています。設定に合わせて、推奨するMOSFETが自動で絞り込まれるので、ドレイン・ソース間オン抵抗(RDS(ON))などの値を参考に、目的に合ったMOSFETを選択することができます。

これは、図1:トポロジー選択の画像です。
図1:トポロジー選択
これは、図2:電源仕様設定とMOSFET一覧の画像です。
図2:電源仕様設定とMOSFET一覧
これは、図3:検索画面の画像です。
図3:検索画面

使用したいMOSFETが一覧に表示されていない場合は、検索画面から製品名やドレイン・ソース間電圧(VDSS)などを指定して検索することができます。検索画面では、ドレイン電流(ID)やドレイン・ソース間オン抵抗(RDS(ON))などの特性値や世代情報などが表示されるので、任意の項目で並び替えることで、目的のMOSFETを探すことができます。

特長2: シミュレーションのモード選択

これは、図4:シミュレーションのモード選択の画像です。
図4:シミュレーションのモード選択

シミュレーションの実行では、Fast modeと、Accurate modeのどちらかを選択します。手早く動作の概要を確認したい場合は、Fast modeをご使用ください。シミュレーションの実行時間は多少長くなりますが、効率や波形を詳細に確認したい場合は、Accurate modeをご使用ください。
シミュレーションのモード選択の概要動画を見る

特長3: 機能豊富なグラフ表示

これは、図5:シミュレーション結果のグラフ表示の画像です。
図5:シミュレーション結果のグラフ表示

シミュレーション結果は波形グラフで表示されます。波形はシミュレーション開始の過渡状態ではなく、定常状態を表示しています。グラフ画面は複数表示することができるので、画面ごとに表示する波形を選択したり、グラフのレンジを変更したりすることもできます。また、MOSFETや回路定数を変更してシミュレーションを実行する際に、表示中のグラフに重ねて結果を出力することもできます。必要に応じて、シミュレーション結果をCSVファイルで保存することもできます。
機能豊富なグラフ表示の概要動画を見る

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