自動進角調整(Intelligent Phase Control) 技術

自動進角制御技術とは

自動進角制御技術は、手間を掛けずに省電力化ができる当社独自のモーター制御技術です。
ブラシレスモーター駆動時の電流と電圧の位相を自動調整することにより、ソフトウェアなどでの調整が不要で高効率駆動を実現します。

従来技術の課題

自動進角制御技術の解説

ホールセンサーによるローター位置情報をもとに制御を行うが、実機において進角の調整による効率の合わせ込みが必要。また、自動進角機能ある場合も、モーター定数、回転数変化に応じた調整が必要となる。

Intelligent Phase Controlのアドバンテージ

電流位相を検出し、それをフィードバックすることが可能。 センサー有の場合、ホール信号の位相とモーター駆動電流の位相を合わせるように自動調整を行う。
モーター回転数、負荷トルク、電源電圧によらず常に高効率な制御を実現。進角調整用の外付け部品を削減。

Intelligent Phase Control機能搭載モータードライバーICのアドバンテージ

例)3000RPM動作時にIntelligent Phase Controlは従来の固定進角制御に比較して約10%電源電流を削減
(東芝ベンチマークによる)

簡単設定の自動進角制御

進角調整のための外付け部品を削減でき、モーターの動作状態の変化に応じた設定が不要!

  モーター効率 設定の容易さ 各種モーターへの対応 部品点数 課題
固定進角制御 × × × モーターの回転数が変わると調整ポイントがずれて最適な効率を実現できない
各種モーター毎に進角の調整が必要
従来技術による自動進角制御 ×
Intelligent Phase Control -

革新を続けるIntelligent Phase Control技術

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