5 TVSダイオード (ESD保護用ダイオード)のレイアウト上の注意点

ESD対策はESD保護用ダイオードの配置の仕方で保護性能が変るので注意が必要です。
①侵入口に近いところにESD保護用ダイオードを配置してください。
②被保護素子のラインとESD保護用ダイオードのライン分岐後、GNDも含めESD保護用ダイオードに直列の配線インダクタンスはできるだけ小さくなるようにしてください。

ESD保護用ダイオードを保護対象の近傍に配置した場合/ESD保護用ダイオードをコネクター近傍に配置した場合
図5.1 ESD保護用ダイオードの配置によるクランプ電圧差
図5.1 ESD保護用ダイオードの配置によるクランプ電圧差
図5.2 ESD保護用ダイオードの配線
図5.2 ESD保護用ダイオードの配線

③外部と接続されている配線と並走する配線は注意が必要です。特にESD耐量の低い素子に接続されている配線は並走させないようにしてください。

  • 1/1

関連情報