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サージ電流耐量は瞬時過電流を表す定格の一つで、主にダイオードで使用されます。指定された接合温度で、50Hz正弦波波形(導通角180°)1サイクルを順方向に流し得る非繰り返し最大許容ピーク電流値です。製品データシートには非繰り返しピーク電流(IFSM)として記載しています。製品によっては1サイクル以上50サイクルまでのサージ電流をサージ特性曲線として記載しているものもあります。
東芝のSiC* ショットキーバリアダイオード(Schottky Barrier Diode : SBD)では構造を最適化し、このサージ電流耐量がSiのSBDに比較して高く、直流の電流定格IF(DC)の7~9倍になっています。
* : Silicon Carbide
絶対最大定格(注)(特に指定のない限り、Ta=25℃)
注:本製品の使用条件(使用温度/電流/電圧等)が絶対最大定格以内での使用においても、高負荷(高温および大電流/高電圧印加、多大な温度変化等)で連続して使用される場合は、信頼性が著しく低下するおそれがあります。弊社半導体信頼性ハンドブック(取り扱い上のご注意とお願いおよびディレーティングの考え方と方法)および個別信頼性情報(信頼性試験レポート、推定故障率等)をご確認の上、適切な信頼性設計をお願いします。
注1:t=50㎲
注2:f=50㎐(正弦半波 t=10ms)