LDOの負荷過渡応答を改善するにはどうしたらいいですか?

出力コンデンサーCOUTの容量を大きくすることが負荷過渡応答の改善に有効です。

LDO出力電圧の変化量⊿VOUTと出力コンデンサーCOUTの関係式

急峻な負荷変動におけるLDO出力電圧の変化量⊿VOUTと出力コンデンサーCOUTは次の関係式で表すことができます。そのため、出力コンデンサーCOUTの容量を大きくするとLDO出力電圧の変化量⊿VOUTが小さくなり、負荷過渡応答が改善されます。ただし、容量増加によりオン直後の LDO 出力電圧 VOUT 立ち上がり特性、突入電流(インラッシュカレント)および発振等に注意する必要があります。詳細につきましては、アプリケーションノート「LDOの負荷過渡応答と改善方法」を参照願います。

※上式は簡略化された概算の式です。
※セラミックコンデンサの場合は電圧依存がございますので、実効容量値にてご検討ください。
COUT : コンデンサー容量値
∆VOUT : LDO出力電圧の変化量
∆IOUT : LDO出力電流の変化量
T : コンデンサーに電流が流れる時間

関連リンク

以下の資料にも関連する説明がありますので、ご参照ください。

製品リスト

アプリケーションノート

e-ラーニング