ゲート・ソース間ツェナーダイオードはサージ吸収用として使用可能ですか?

ゲート・ソース間ツェナーダイオードは、VGSS定格以内で短時間であれば、サージ吸収用として使用可能です。

ゲート・ソース間ツェナーダイオードは、ESD(Electro-Static Discharge:静電気放電)保護を目的としておりますので、短時間であれば大きな過電圧(サージ)を吸収し、一定電圧以上の電圧を他の半導体製品に印加しないように働きます。
ゲート・ソース間ツェナーダイオードは、あくまで稀に発生するサージ吸収用ですので、実機状態でゲートにVGSS定格より大きい過電圧が印加されていないかご確認ください。
製品へ通電可能なドレイン電流(DC)は、その製品のパッケージの通電能力、最大チャネル温度や安全動作領域等で制限されます。

図1:ESD保護用ダイオード
図1:ESD保護用ダイオード
図2:定電圧ダイオード
図2:定電圧ダイオード

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