MCU Motor Studio 3.0

モーターのベクトル制御を容易にする新しい位置推定制御を提供開始
MCU Motor Studioの画像です。

MCU Motor Studioは、当社TXZ+™アドバンスクラスマイコン専用のモーター制御PCツールとモーター制御ファームウェアから構成されたソフトウェアです。ベクトル制御のモーター評価の際の調整を容易にする新しい位置推定制御の対応を追加しました。

概要

「モーター制御PCツール」は高速UART経由でモーター制御パラメーターの設定やリアルタイムモニターの実行を特徴とし、「モーター制御ファームウェア」は当社TXZ+™ファミリーアドバンスクラス M4KグループマイコンM3Hグループマイコンのモーター制御機能をサポートします。
MCU Motor StudioはMikroElektronika (MIKROE) 社製Clicker 4 MCUボードとClicker 4 Inverter Shieldと組合せることでブラシレスDCモーター搭載機器の迅速かつ容易な開発・試作環境をご提供いたします。

利点

  • フィールド指向制御(ベクトル制御)による高効率なモーター駆動の実現
  • ブラスレスDCモーター設定の早期立ち上げ
  • リアルタイムなログモニターと診断による性能調整
  • 1シャント電流検出のセンサレス位置制御によるシステムコスト低減
  • 多層レイヤー構造によりファームウェアの変更・拡張、ボード展開が容易
MCU Motor Studio PCツールの画像です。

ダウンロード

名称 日付

モーター制御PCツール

構成

  • USBのみでMCUに接続
  • GUI上でモーター制御パラメーター設定(MIKROE-4455の初期パラメータ有り)
  • MCUとのパラメーター通信(ダウンロード/アップロード)

主な機能

  • モーターパラメーター、システム設定、PI制御パラメーターの動的な変更
    (ファームウェアの再ビルド不要)
  • モーター動作中の各種パラメータのログ取得
    (デジタルストレージオシロスコープ機能)
  • 速度/トルク/電流/モーター制御状態のリアルタイムモニター
モーター制御PCツールの画像です。

モーター制御ファームウェア

モーター駆動方法

  • フィールド指向制御(東芝ベクトルエンジン/ソフトウェアベクトルエンジン)による高効率なモーター駆動を実現

主な機能

  • 制御方式:速度/位置
  • 電流検出:1-シャント/3-シャント
  • PWM周波数:8kHz ~ 24kHz
  • センサレス制御のための位置推定アルゴリズム
  • 保護機能:過電流/ストール(失速)/過電圧および抵電圧/モーター切断
モーター制御ファームウェアの画像です。

モーターパラメーター自動算出ツール

Motor Tuning Studio Ver. 1.0

  • モーターから初期パラメーターを容易に導き出して評価を開始(※)※:Motor Tuning Studioの利用を希望されるお客様は、Webお問い合わせページよりお申しつけください。
モーターパラメーター自動算出ツールの画像です。

評価キット

Clicker 4 for TMPM4K (MIKROE-4912)
/ Clicker 4 for TMPM3H (MIKROE-5788)

  • 小型、安価なTXZ+™ファミリーアドバンスクラス用MCUボード
  • CMSIS-DAPに準拠したオンボードデバッグ機能
  • 各種Click boardsと接続可能な4つのmikroBUS

Clicker 4 Inverter Shield (MIKROE-5134) 

  • Clicker 4 シリーズ の機能拡張ボード
  • 3相ブラシレスDCモーターを駆動する3相インバーター回路

ブラシレスDCモーター (MIKROE-4455)

  • 直流24 V、ホールセンサー付き4000 RPMブラシレスDCモーター
評価キットの画像です。

動画ガイド:MCU Motor Studio活用法

 

* Arm、Cortexは、米国および/あるいはその他の国におけるArm Limited (またはその子会社)の登録商標です。
* TXZ+は、東芝デバイス&ストレージ株式会社の商標です。
* その他の社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。