P型半導体とは何ですか?

P型半導体とは、シリコンの単結晶(真性半導体)にホウ素(B)やインジウム(In)を不純物として添加したものです。シリコンの単結晶に少量のホウ素を添加すると、シリコンとホウ素の結合の1か所で電子が不足となり、電子の欠落した穴ができます。この穴を正孔とよびます。この状態で電圧をかけると、近隣の電子が正孔へ移動してくるため、その電子のいたところが新たな正孔となって、次々に正孔が-極側へ移動していくように見えます。