eFuse IC(電子ヒューズ)とロードスイッチICは、どのように使い分けますか?

eFuse IC(電子ヒューズ)とロードスイッチICの使い分けは、主に「目的」「必要な保護機能」「コスト」「設計の複雑さ」によって決まります。

ロードスイッチ IC は、主にシステムの低消費電力化や電源シーケンスの設定を目的に使用されます。 これに対して、eFuse IC は、主にホットプラグ/ホットスワップ などの活線挿抜で使用される USB、HDMI®やデータセンターなどのサーバーやストレージシステムなどに使用されます。
たとえば、ホットスワップとは、システムの運用上、電源が供給された状態で、コネクターやボードが抜き差しされることです。このとき、交換するボードやシステムには、過電圧や過電流が印加される可能性があります。
このような異常状態からシステムを保護するために最適な保護 IC が eFuse IC です。

【ロードスイッチICに対するeFuse IC の相違点】

  • 安全規格(IEC62368-1)を取得
    民生用や産業用などの商用機器で使用される ICT や AV 装置には、機器で異常が発生した際に迅速、かつ確実に電源を遮断することが求められる国際安全規格 IEC62368-1 が必要です。 当社の eFuse IC は、この安全規格の中のIC電流制限器の認定を取得している製品があります。 安全規格取得済みの製品については、下記URLから確認してください。
  • 短絡保護機能
    短絡保護機能により、負荷ショートや VOUT 端子が GND にショートしたときに、非常に短い時間で出力をシャットダウンできます。
  • 電流保護機能
    出力電流を外部抵抗により任意の設定値で制限をかけることが可能です。
  • 2つの過熱保護からの復帰動作
    eFuse ICは2つの過熱保護機能の復帰動作をラインアップしています。
    オートリトライタイプ : 過熱状態を検出し、出力をシャットダウンした後、一定時間後に再び自動的に出力をオンさせて復帰します。
    ラッチタイプ : 過熱状態を検出し、出力をシャットダウンした後、EN/ UVLO信号によってリセットが掛かるまで出力をシャットダウンし続けます。
eFuse IC使用例
図1 eFuse IC使用例
ロードスイッチIC使用例
図2 ロードスイッチIC使用例

関連リンク

以下の資料にも関連する説明がありますので、ご参照ください。

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