eFuse IC(電子ヒューズ)とロードスイッチICは、どのように使い分けるのですか ?

eFuse IC は、主にホットプラグ/ホットスワップ などの活線挿抜で使用される USB、HDMI®やデータセンターなどのサーバーやストレージシステムなどに使用されます。
たとえば、ホットスワップとは、システムの運用上、電源が供給された状態で、コネクターやボードが抜き差しされることです。このとき、交換するボードやシステムには、過電圧や過電流が印加される可能性があります。
このような異常状態からシステムを保護するために最適な保護 IC が eFuse IC です。eFuse ICは国際安全規格IEC62368-1の認証を取得している製品もあります。
これに対してロードスイッチ IC は、主に待機電力の低減や電源シーケンスの設定のために使用されます。
ロードスイッチ IC にも、eFuse IC と同様な保護機能が内蔵されていますが、eFuse IC は短絡保護時に非常に短い時間で出力をシャットダウンさせる機能などを内蔵し、ヒューズとしての機能を持ち合わせたシステムのメインテナンスフリー化が可能なパワーマネージメント IC です。

ホットスワップ 例/ロードスイッチIC 使用例

* HDMI、HDMI High-Definition Multimedia Interface、およびHDMIロゴは、米国およびその他の国におけるHDMI Licensing Administrator, Inc.の商標または登録商標です。
* その他の社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。