出力にコンデンサーをつけたいのですが問題ありますか?

一般的に、出力-GND間にコンデンサーを接続すると下図の様に高域周波数特性がピークを持ち、場合によっては発振に至る可能性があります。この場合、コンデンサーと直列に抵抗( 1 ~ 2.2 Ω程度)を挿入することで、ピークを抑制し発振マージンを改善することが可能です。なお、発振マージンは製品によって異なります。詳細データをご希望の場合は、弊社営業窓口へ問い合わせ下さい。

図-1 出力-GND間にコンデンサーを接続した場合の動作イメージ
図-1 出力-GND間にコンデンサーを接続した場合の動作イメージ
図-2 出力ラインに直列コンデンサーを接続した場合の動作イメージ
図-2 出力ラインに直列コンデンサーを接続した場合の動作イメージ

弊社オーディオパワーICは、IC内部の出力トランジスタを保護するための保護回路を内蔵しています。
図-2のように出力ラインにコンデンサーを直列に接続すると、オーディオパワーIC出力の電圧と電流に位相差が発生することで、オーディオパワーICを保護するために内蔵している保護回路が意図せず動作し、異音や音切れが生じることがあります。
これらの現象が発生していないことをご確認の上、スピーカーを含めた部品選定をお願いします。

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以下の資料にも関連する説明がありますので、ご参照ください。

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