NチャネルMOSFETはどのような動作をしますか?

プレーナーMOSFETの構造と動作を表した図です。

下図のプレーナーMOSFETにおいて、

  1. ドレイン・ソース間にドレイン+極性で電圧を印加します。(ドレイン・ソース間電圧:VDS)
  2. ゲート・ソース間にゲート+極性で電圧を印加します。(ゲート・ソース間電圧:VGS)
  3. その結果、ゲート絶縁膜直下のP層に電子(エレクトロン)が引き寄せられ、P層がN化されます。(このP層のN化された層のことをチャネルといいます。)
  4. 3のチャネルによりMOSFETは、ドレイン側より N+、 N-、チャネル(N)、N+  と全領域がN層になります。
  5. この結果、MOSFETは抵抗として動作しますので、印加されたVDSと負荷で決定されるドレイン電流が流れる事になります。