1-2.リニアーレギュレーターとスイッチングレギュレーターのメリットとデメリット

リニアーレギュレーターとスイッチングレギュレーターには次のようなメリットとデメリットがあります。

リニアーレギュレーターとスイッチングレギュレーターの比較表
  リニアーレギュレーター スイッチングレギュレーター
降圧制御
昇圧制御 不可
昇降圧制御 不可
反転制御 不可
部品点数 少ない 多い
設計の難易度 簡単 複雑
入力電圧と出力電圧の電圧差 小さい (注1) 大きい
出力電圧のリップル 小さい 大きい
ノイズ (EMIなど) 小さい 大きい
発熱 多い (注2) 少ない

注1: LDOレギュレーターを使用したとき。ただし、使用条件によって異なります。

注2: LDOレギュレーターの使用条件によって発熱は小さい場合もあります。

1章 LDOとは

1-1.電源ICの種類
1-3.LDOレギュレーターとは?
1-4.システムから求められるLDOレギュレーターの必要性
1-5.リニアーレギュレーターとは?
1-6.リニアーレギュレーターとスイッチングレギュレーターの動作
1-7.シリーズレギュレーターの動作原理
1-8.シリーズレギュレーターの回路構成
1-9.3端子レギュレーター (標準レギュレーター、ボルテージレギュレーター) とLDOレギュレーターとの違い

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