3-1 通常動作時 (ESDパルス非侵入時) の重要特性①

3-1-① 保護する信号ラインの信号振幅 (最大電圧) に対して、適切な逆方向降伏電圧VBRを持っているか?

信号ライン電圧がESD保護用ダイオードの逆方向降伏電圧VBRに近づくに従って電流 (リーク電流) が増加しています。信号がVBR近傍まで届く場合、このリーク電流によって信号が歪むことが懸念されます。この逆電流値は、電圧に対して指数関数的に変化します。信号振幅の最大値がVRWM以下になるようにESD保護用ダイオードを選択することが必要です。

図3.1 逆降伏電圧と信号ライン電圧
図3.1 逆降伏電圧と信号ライン電圧
図3.2 ESD保護ダイオード のリーク電流
図3.2 ESD保護ダイオード のリーク電流

3 TVSダイオード (ESD保護用ダイオード)の重要特性

3 TVSダイオード (ESD保護用ダイオード) の重要特性
3-1 通常動作時 (ESDパルス非侵入時) の重要特性②
3-1 通常動作時 (ESDパルス非侵入時) の重要特性③
3-2 ESD侵入時の重要特性①
3-2 ESD侵入時の重要特性②
3-2 ESD侵入時の重要特性③

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