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出力トレラントとは何か?
CMOSロジックICでは、CMOSの由来となっているPch MOSFETとNch MOSFETをトーテムポール式に組み合わせた図に示すような出力回路になっています。また一般的には出力ー電源間に寄生ダイオードが存在します。
このため、電源OFF時または、出力Hizを持つ製品(例:74LCX245など)は電源ON時に、出力に電圧を加えると、上記寄生ダイオードがONして大きな電流が流れ、ICを破壊する可能性があります。
一方、出力ー電源間の寄生ダイオードが無い出力構造をもつICは、電源電圧(VCC)を超える電圧が出力端子に印加されても、出力端子からICに電流が流れ込みません。このとき「ICは出力トレラントを持っている」と言います。
データシートで、その製品が「出力トレラント」を持っているか否かを簡単に見分けることができます。
74VHCシリーズと74LCXシリーズのデータシートを例に挙げて説明します。
動作範囲の入力電圧の欄をご覧ください。
74VHC245のバス端子電圧は、VIO=0~VCCになっています。これは出力にはVCCまでの信号しか入力できないことを意味します。従いまして、74VHC245は、「出力トレラントを持っていません」となります。
逆に、74LCX245は、出力オフ状態で入力VIN=0~5.5Vになっています。これは、VCCに関係なく、バス端子に5.5Vまでの信号が入力できることを意味します。従いまして、74LCX245は、「出力オフ状態で、出力トレラントを持っています」となります。