入力端子(制御回路用)、入出力端子(I/O端子)がトレラント機能を持っていて、DC特性のIOFF特性が規定されている場合は、信号が入っている状態で電源がオフしても問題はありません。
バススイッチの入出力端子(I/O端子)のトレラント機能の確認方法
データシートの動作範囲の中で、入力電圧(VIN)およびスイッチ入出力電圧(VS)(測定条件:VCC = 0 V or スイッチ=OFF時)の定格が、電源電圧に依存していなければ、そのデバイスはトレラント機能を持っていると言えます。TC7MBL3257CFTの動作範囲(表-1)を見てください。
どちらも電源電圧に依存されず、0~3.6 Vとなっているため、トレラント機能を持っていることが分かります。
表-1 TC7MBL3257CFTの動作範囲
さらにDC特性の中に、電源オフリーク電流(IOFF)規定の有無を確認してください。
TC7MBL3257CFTのDC特性を見ると、電源オフリーク電流(IOFF)規定があり、40 μAと微小なリークしか流れないことが分かります。
表-2 TC7MBL3257CFTのDC特性
以下の資料にも関連する説明がありますので、ご参照ください。