MOSFETをオフしている条件でのドレイン・ソース間に逆電圧を印加する時の注意点は何ですか。

ドレイン逆電流IDRやピーク逆電流IDRPを定義している製品に関しては、絶対最大定格を超えないようにしてください。

図1:MOSFETのボディダイオードを流れる電流
図1:MOSFETのボディダイオードを流れる電流

MOSFETのドレイン・ソース間にはボディダイオードがあります。
MOSFETのドレイン・ソース間に逆電圧を印加する時、図のようにボディダイオードに電流が流れます。
当社のMOSFET(シリコンタイプ)のデータシートでドレイン逆電流IDRやピーク逆電流IDRPを定義している製品に関しては、絶対最大定格を超えないようにしてください。また、ボディダイオードに電流が流れる際の温度上昇が絶対最大定格のチャネル温度Tchを超えないように考慮する必要があります。温度ディレーティングも考慮の上、実機にて問題無いことを十分に確認してください。
当社のMOSFET(シリコンタイプ)のデータシートでドレイン逆電流IDRやピーク逆電流IDRPを定義していない製品に関しては、お問い合わせください。

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