堅牢なEMC特性を持ったスタンダードデジタルアイソレーター

自動化が進む製造現場では、インバーター/サーボ、PLCなど、さまざまなFA機器が、同一装置内で動作しています。
特に、モーターを制御するインバーター/サーボなどのスイッチング動作には、ノイズ干渉のリスクが発生します。よってFA市場では、このノイズ干渉のリスクをできるだけ排除し、FA機器を安全に、かつ正確に動作させることが求められています。当社のスタンダードデジタルアイソレーターは、この市場からの要望に着目し、半導体レベルで、できるだけノイズを発生させず、かつ外部からのノイズにも影響を受けにくい堅牢な電磁両立性(EMC*1 特性)を確保することで、お客様の製品の信頼性の向上に貢献致します。
(機器やシステムが、電磁的妨害源となっていないか、かつ、電磁的な干渉を受けないか、あるいは受けても正常に動作するかの指標)

参考文献:半導体EMCに関する情報、および弊社半導体EMC試験所に関する情報は、こちらをご参照ください。
テクニカルレビュー 半導体 EMC 試験所 ISO/IEC 17025 認定取得 (1.24MB)

EMI*2:参照試験条件 CISPR32*3

クラスA (3m) よりも厳しいクラスB (3m) 規格に対して、10dB以上のマージンを確保しています。

参照試験条件 CISPR32 (Horizontal)
参照試験条件 CISPR32 (Vertical)
  • 数値が小さい程、発生するノイズ量が少ない事を意味します。

EMS*2:参照試験条件 IEC 62132-8*4

BISS*5 車載要求クラスⅢの800V/mのノイズを照射しても誤動作発生はありません。

参照試験条件 IEC 62132-8 
  • 数値が大きい程、外部からのノイズに強い事を意味します。

 

*1: EMC:Electro Magnetic Compatibility.

*2: EMI/EMS:Electro Magnetic Interference / Electro Magnetic Susceptibility.

*3: CISPR32:マルチメディア機器のエミッション要求事項。

*4: IEC 62132-8:半導体EMC試験規格(放射イミュニティー:IC Stripline法)。

*5: BISS:Bosch社、Infineon社、Siemens社(現 Continental社)が策定した半導体EMC試験に関する共通仕様書。

[注意] 参照試験条件の内容につきましては、各規格書/仕様書をご確認ください。

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